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数年ぶりの花粉症ラッシュ

[2026.03.15]

光の春。東京の桜の開花もあと数日となった3月半ば。とはいえ、雪が降ったり、強い北風にあおられたり、2月の寒さだったり、なんだか今年の気象は荒々しい。そして、花粉症の患者さんもほんとに多い。80才過ぎて初めて発症の人も今年は数人診察した。「まさか、この年で」と思うせいか、その方々は皆風邪だと思ってやってくる。「水っぱなが出てくしゃみも出て‥」もちろん、鼻風邪ってこともあるけど、熱もないし、数日前から症状が固定している。風邪なら良しにつけ悪しにつけ、症状は変化する。両方被っている可能性はあるけど「それは花粉症じゃない?」と伝えると、「老人はならないか、症状なくなる人もいるって聞いているけど」そういう人も。それは都市伝説。いまや国民の4割近くはスギ花粉症。その他のアレルギーを加えれば半数近くだとのこと。おまけに10才以下での花粉症発症も20年間で4倍に増えているとのことだから、この時期、何らかの症状が出たら、今までそうでないと思っていた人も、花粉症デビューを考えて対応すべきかも。 私の肌感覚としては、少なくとも開業前(だから8年以上前)にバイトで内科外来をやっていた時の勢い以来。今年の勢いは。立て続けで10人くらい花粉症患者さんだけを診たからね。だから高齢者の初デビューもあたりまえ。 そろそろ檜もでてきたみたいだから、日本人の半分は対策講じているシーズンなわけね。 市販薬で対応するのもありだと思うけど、いまいちなら、やはり、受診してほしい。あの手、この手、その人の症状、年齢にあわせて、この時期の生活のクォリティ落とさないよう、工夫する術はいくつかあるのよ。 よく使われるヒスタミン受容体拮抗薬だけでなく、鼻水型か、鼻閉型、混合型はな症状も患者さんによりけり。それぞれに別の西洋薬や漢方処方したり。 今回のblog書きで私自身も学んだことが。私は今まで点鼻、点眼は抗アレルギー薬を主体に処方していた。ステロイドは効果あるけど、局所とはいえ‥。でも、点鼻については吸収されやすく、分解も早いからほとんど全身への副作用は示さないと。へぇそうなのね。確かにどのタイプにも効果あるし、効くにも1日2日だから、もう少しハードル下げで処方してもよいかも。点眼は、緑内障リスクあるから、私は眼科医ではないからあまり処方しなくはないな。最近は少し薬価が高いけど、某抗ヒスタミン薬の眼瞼クリームというのがあり(これは昨年患者さんから処方を頼まれて私も知ったんだけど)結構評価がよいみたい。 こんな風にオーダーメイドでやっている。 あと、もうひとつ、学んだことがある。それは、市販の点鼻薬。血管収縮薬が含まれているものは速効性があるから好まれるかもしれない。でも、使用法をきちんと守って。点鼻下瞬間にスッとよくなるけど、持続時間が短い。使用を誤ると乱用となり効き目が短縮し、薬剤性鼻炎となることが、問題になっているとのこと。また、すぐに効果がないから、この薬はダメだという前に、鼻中隔が曲がっていたり、ポリープがあり効果でずらいこともあるから、自己判断で市販薬ですませようというのは考えもの。  とにかく、国民病とも言われる花粉症。今年は空気も乾燥しているからよけいひどい。空気清浄機も良いけど、意外に加湿器が、花粉に水分含ませて床におちるから効を発するとの意見もある。 とにか乗りきりましょう! 花粉症がまんして、睡眠不足で朝の血圧あがっている患者さんもいたし、副交感神経が優位になるからか、消化器症状が出る患者さんも! 今年は花粉症との戦いまだ続きそう。 

 

 

 

 

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