日本の高血圧現状
あっというまに2月も第4の週。きょうは猫の日だったりふーふーでおでんの日なんですってね。
たまには役にたつ話もしないと。内科を標榜しているから内視鏡だけやっているわけにはいかず、夜な夜な専門外のオンデマンド配信を聞いて知識を得ている。先週聞いた中でも、血圧絡みの内容には患者さんでこのblogを読んでくださる人にお知らせしたい内容が含まれていたので、今日の題材にしたくて。まとまりがない内容になりそうですが。
昨年8月末に診察室血圧の目標が130/80になったことは既に何度か取り上げたけど、じゃなぜ130/80かって? それは糖尿病、75才以上、慢性腎不全の患者さん、など様々な対象者で検討したデータで、この値を越えるか否かでアウトカムがかわるから。 また、130/80の日本での位置付けだが、現在、日本の保険診療データベースで高血圧で投薬受けている130万人で130/80をクリアできている人は26.7%、で、県別でみると7.4%差があるとのこと。1%達成率が上がると10万人当たり脳卒中で死亡する人が3.5人減るとのこと。高血圧の治療薬はたくさんあるのに、達成率は進んでいないし、県別で差がこれほどあるのは、今の時代、少し驚き。 因みにアメリカでは2009年には達成率10%だったが現在は50%の達成率だとか。日本の26.7%というのは問題。さらに別の切り口での報告で日本の現状を見てみる。健診レベルで見ると、160/100以上の血圧を指摘された人の動きを見ると、1年後に投薬を受けている人は5人に1人で目標に達している人は6人に1人。健診のメリットを受けている人は6人に1人しかいないことになる。また、別のデーター(栃木で脳内出血を発症した患者さんのバックグラウンドを調べたデータ)では若ければ若いほど治療を受けていなかったり、受けていても目標に達していない。「若い」つまり、高血圧患者さんの若年化に注目すると、2023年には大学生の入学時の血圧が初めて前年より高くなったという報告もある。さらに、無作為に抽出した高校で在校生の血圧を調べたところ、9%が高血圧だったとのこと。何がリンクしていたかを調べると、砂糖のとりすぎと睡眠不足。スマホの普及が睡眠不足をうみ、コロナ禍でのステイホームで運動不足やデリバリーでの食事、こういうことが原因だろうと。 目標達成率の低さや高血圧患者さんの若年化が日本の現状。健診でのアプローチのみならず若年者へも啓蒙していかなければならない。 聞いたセミナーのイントロダクションだったけど、皆がしっていて良いないようだったので今日のblogにのせてみました。
明日はもっと暖かくなるとのこと。花粉が‥
