メニュー

高血圧の10のファクト

[2025.11.16]

週末となると天気下り坂が多かったような印象だけど、久しぶりの土日ともに行楽日和のこの2日。 にもかかわらず、きのうはさておき、今日は発熱患者さんからの電話問い合わせの嵐。早々に緊急発熱枠は埋まってしまい、診療時間外の午後まで待ってもらうか、お断りすることもあるような久しぶりの悪い意味での盛況ぶり。発熱来院者の8割はインフルA陽性。 11月でのこの状況は私も初めて経験する。まさに報道どおり。

さて、先週に引き続き、今年8月に6年ぶりに改訂された高血圧治療ガイドラインの話を。この中で「高血圧の10のファクト~国民の皆さんへ~」という提言がある。これは「正しい知識と情報を得てほしい」という、学会からのメッセージのよう。昨今、ネット情報が巷に溢れるなか、「製薬会社の企みだ」とか、「下げすぎると認知症になる」など、の情報が闊歩している。我がクリニックも消化器内科と歌っていても、実際診察している患者さんは高血圧の外来患者さんが一番多い。そのせいか、上記誤認識は一週間に何回か患者さんが口にするのを聞く。 先日も90過ぎたおばあちゃんから、うえが150すぎた血圧を高いと摘しても「認知症になるから」と認めず禅問答のようでこちらは閉口‥。  具体的には10の皆さんに知ってほしい事実が提言されている。降圧を心得ている人には、今更、当たり前といってしまえばそれまでだが。

解説を若干加えつつ。

① 高血圧は脳や心臓の血管障害だけでなく、腎臓障害や認知症の発症も増加させる。  「認知症も?」外来で話をするとやはり、ここにビックリする患者さんもいらっしゃる。血圧が高いと動脈硬化が進み、血流障害からの認知症、また、アルツハイマーの原因となる蓄積しては不味いたんぱく質が動脈硬化があると蓄積しやすくなってしまう。 また、実際認知症患者さんが高血圧を合併していることが多いことからも、適切な降圧が必要だという統計は数多く存在する。確かに「下げすぎ」はよくないことも調べると報告されている。だからこそ、その患者さんの既往歴や現在抱えている疾患を認識している主治医のもとで血圧管理をするのが良いのだが‥。こちらのいうこと、信じてほしいよね(ぶつぶつ‥)

② 日本では1年で17万人が高血圧が原因の疾患で死亡していて、がん患者さんの死亡より多い。  余談だけど1/4事実というのがある。 現在ざっと4300万人いると言われる日本の高血圧患者さん。その1/4が治療をうけ、コントロール良好、4/1が治療を受けているけどコントロールいまいち、1/4が血圧高いこと知っているけど放置、残りの1/4は、自分が高いことも知らない‥ 

③ 上記②を証明するかのごとく、日本の血圧コントロールは、高経済国といわれる12ヵ国の中で最下位。 ちょっと私もこれは意外な事実。 どんな国との比較か? 12ヵ国がいっせいに同じ年の統計ではなく、期間も異なるけど、ざっとアメリカ、アイルランド、イギリス、イタリア、オーストラリア、韓国、カナダ、スペイン、ドイツ、ニュージーランド、フィンランド そして日本。 ちょっとビックリだけど、日本は塩分摂取、多いことも影響していそう。

解説しながらやっていると、今日中には終わらない。早く帰宅しないと。今日はこのへんで。御父寝ていると良いのだけど

 

 

 

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME