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虫の音聞こう! 癒し効果

[2024.09.15]

あと一週間の辛抱? 天気予報士さん達が口を揃えてそういうけど、15日の今日も8月15日と思えてしまうくらい。 今日、日曜日は臨時休診。先週の事件で、もう日曜診療やーめた! というわけではなく。たまたま職員皆、都合つかなかったから。コロナ渦開けて、晴れてお子さんの結婚式、部活の付き添い、等々…。連休ですものね…。  私が勤務できる状況なら無理して開けてもよかったんだけどもう無理はしない。それはもう開き直って決めた! 無理しない。    この一週間は、通常の患者さんの診察に加え、月末までの健診をこなすのにいっぱいいっぱい。 おそらく府中市内の内科はどこもそうだろう…。 特に今のちほクリはスタッフの人員不足のなか、足りないところは私が負担するしかないから毎年以上の仕事量。疲労もあり先週までは鬱々していたけど、ちょっとすっきりしたのは、今後のクリニック運営についてや、父の介護へ気持ちの整理がついたことだろう。介護… 先日、父の認知症外来へ行った際も、知人でもある主治医に今回の老人ホームトライアルと失敗を伝えた。「なんでやめたの? 先生大変では?それにお父様、日中一人きりの時もあるでしょう?」 専門の立場からもそろそろホームが妥当との見解だったのか。私は自分の考えを伝えた。 「でもね…私に負担になるからと行きたくないところに我慢してもらうのも忍びないし、どうせボケるにせよ、私の知らぬ間に、ときおりの面会の際に低下を目の当たりにするより、本人がいたいと思う空間で居住を共にする中、日々の変化として、低下を認識したほうがあきらめもつくし気が楽! 以前は私の名前がわからなくなったらホームと思っていたけど、トイレ行けないとか、洋服の脱ぎ着が自分でできなくなったとか、父の身の回りの衛生管理が自分でできなくなったらでいいのかな?と思ったんだ…ハードル低めちゃった」 「そっかぁ。先生がゴール決めたのならそれでいいんじゃない? でもヘルパーさんとか利用できるものは利用しないとね…。」 最終的には家族の問題だから…。きっとそう思ったのだろう。

さて、話は変わるが、多忙の中帰宅は深夜回る頃。 夜となればさすがに夜風も心地よいが、それだけではない。この季節、暗がりを自転車漕いでいて妙に落ち着く…。月明かりのせい?それならばどの季節だって。 この季節独特の落ち着きは何? 「あっ、もしかして虫の音?」 りーんりーん、ちんちろちんちろ… 二重奏が三重奏になったり突然消えたり加わったり…。なんかすっとする。 遠回りでも、多少暗がりでも幹線道路を避けて脇道をこぐ。 折しも昨日、天気予報士が虫の音癒し効果を伝えていた。 で、調べてみると、確かに学術的にも虫の音の癒し効果は証明されているようだ。 それもやはり、ソロではなく、何十奏かの方がより心地好く感じるとか。 そもそも人間も自然の中で暮らしていたわけで…。虫の音のみならず鳥のさえずりのような生物の発する音、さらには波の音、風のそよぎ…自然の発する音にも癒し効果、自律神経を整える作用はあるとのこと。 波の音、なるほど! 疲れためて立ち寄ったリゾートで波打際、ひたすら歩き続けた去年の旅。今でも深く心に刻まれている、昨年一番の思い出。確か「ナルシスト」ってblogにも記しのこした記憶がある。  そしてどうもその効果は「1/fゆらぎ」と関係しているようだ。 この先調べこむと、今日中のblog更新にまとめきるにはドツボにはまりそうなのでさわりだけにするが、じゃ、1/fゆらぎって? 聞いたことはあるけど… 1/fゆらぎとは、自然界に存在する予測できない変化や動きのこととか。(1/fのfは英語のfrequencyが由来。振動数や周波数という意味)1/fゆらぎは、あらゆるものが持っていて、音でいうなら先の自然の音だけではなく、人間の心臓の音にも存在する。物体にも存在していて、規則性がない、木材の木目にも1/fゆらぎが存在しているとか。 白木の木目を見たり、新旧問わず、木造の建物の喫茶店とかで妙に落ち着くのはこのゆらぎを木材が持つからのよう。 人間は規則的な運動が出来ないと言われており、同じように見えてもわずかなズレがあり、このリズムが人に心地よいと感じるとか。 おそらく嗅覚、アロマテラピーにも1/fゆらぎが関係しているのかも。  日中は暑くても、夜風がすずしくなってきた最近…例えばクーラーじゃなくて窓を開け放して虫の音を、或は一駅か二駅分歩いて…小さな公園の虫の合唱聞いたり… 立派な自律神経調整作用や催眠効果あるようだから、利用しない手はないですよね… ほんと、疲れた頭の芯、ほぐしてくれます! だってこの季節、自転車漕いで帰宅… 黄色信号突進しないのは暗くて危ないからだけでなく、虫の音効果のせい。私が体感しています! 

 

 

 

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