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the lower , the better~脂質管理~

[2026.03.29]

桜満開の宣言が週末に重なり、春うららかな穏やかな天候に恵まれました。本日は都心へ出かけたついでに、六本木ヒルズや青山霊園、新宿御苑などでお花見を堪能いたしました。私は消化器内科医として内視鏡検査などを専門としておりますが、クリニックにはそれ以外の疾患で訪れる患者様も多くいらっしゃいます。そのため、常に新しい知識を学び続けることを大切にしています。

最新の医学知見に基づいた脂質管理の重要性

先日「二次予防のための脂質管理」についての講演を現地で聴講してきました。一度心筋梗塞を起こした患者様が、再発を防止するための至適な管理方法を学ぶのが目的です。オンラインでの受講は集中力が途切れがちになりますが、今回は現地での参加だったため、最後まで非常に興味深く拝聴することができました。

心筋梗塞の再発を防ぐLDLコレステロールの新基準

講演の内容で特に驚かされたのは、悪玉コレステロールと呼ばれるLDLコレステロールの目標値についてです。以前は「70mg/dL以下」が基準とされていましたが、現在はさらに厳格な50mg/dL未満を目指すべきという考え方が動脈硬化専門医の間で主流となっているようです。

対象となる患者様 LDLコレステロールの目標値
心筋梗塞の既往がある方(二次予防) 50mg/dL未満
糖尿病・家族性高コレステロール血症の方 70mg/dL未満
数値が180mg/dL以上の方 70mg/dL未満(要検討)

「LDLコレステロールが低すぎても人体には問題ない」というエビデンスに基づき、これまで以上に徹底した脂質管理が推奨されています。一般的な検査結果表の基準値よりも低い値を目標とすることに違和感を覚える方もいらっしゃるかもしれませんが、再発予防の効果は実証されています。

二次予防の現状と一次予防の重要性

しかし、統計によると心疾患を経験した方の二次予防における目標達成率はわずか25%にとどまっています。4人に1人しか目標を達成できていないという厳しい現状があり、その理由としては以下のような要因が考えられます。

  • 薬を飲む以前の生活習慣の改善が難しい
  • 自覚症状がないため、数値の異常を放置してしまう
  • 不正確な情報を信じ、副作用を恐れて投薬を避けてしまう

私が日常の診療で多く接するのは、まだ脳や心臓の血管疾患を起こしていない一次予防の段階の患者様です。症状がないからこそ、数値の異常を放置せずに向き合っていくことが大切です。次回のブログでは、より身近なテーマである一次予防について詳しくお話ししたいと思います。

3月の締めくくりに寄せて

早いもので3月も残り2日となりました。あいにくの雨が続きそうですが、この恵みの雨が満開の桜を散らしてしまわないことを願っております。

今回のブログは、ホームページの文章修正機能を初めて利用してみました。私のオリジナルの内容ではありますが、少し「よそいき」の丁寧すぎる文章に仕上がっているかもしれません。これも一つの新しい試みとして、皆様にお届けいたします。

これは皇居にて。

青山霊園。意外に穴場かも。

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