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院長ブログ

下の血圧も大事なサイン(2021.01.17更新)

今日は共通テスト2日目だったようですね。数人の高3生、クリニックへも来てたけど、大丈夫だったかな?仕組みが変わるだけでなく、コロナ騒動…そんなものに負けずに乗りきって欲しいなあ…ついついお母さん世代の私は応援に力が入ってしまいます。

今週のクリニックは、淡々とでした。年明けの騒々しさもなく、まだこの界隈は高齢の方も多いせいか、メディアどおりでもないみたい。少ない中でも、「若者が感染して親に感染…」という核家族内感染が多い印象。あと、ちょっと嫌な予感で増えつつある問い合わせが、そろそろ始まりつつある花粉症の鼻炎症状とコロナ感染を結び付けて判断迷いびびってしまうパターン。

昨日は暖かくて風も少しありましたよね? 私はいい気になって往復チャリ通勤したけど道中明らかに(何かはわからないけど)アレルギーっぽく目がゴロゴロしょぼしょぼしたから…私の肌感覚からしても、花粉症の方は、コロナとまぎらわしい症状で悩まないよう、早めにいつものクスリを飲んでいた方が良いでしょう…でも、コロナになった方の経験では「何の症状もなかったけど、カレーのにおいがわからなくて、あれ?陽性の娘から私もうつったかと思った…」など臭覚異常も、かなりはっきりした臭いがわからなくなるみたいです。個人差あるかもしれませんが。

さて、今日は「下の血圧が高い」の話です。

年明けて、寒波と、正月太り、お酒や、保存効く辛いものの影響か…今年は「巣ごもり」が血圧にとっては悪く影響してしまったのか、5人に2人くらいいつもより悪くなっている印象。定期的に、そのような、ちゃんと家でも測定して血圧手帳にを見せながら薬を取りにいらっしゃる患者さんのほかに、昨年の検診結果を持参で来院の患者さんのなかに「上はいいのに下が高くて…」との相談が結構あります。「血圧っていうと上の方しか目がいかないけど、下が高いのも良くないのですか?」と。

結論は、「下だけ高いのも、独立した脳硬塞や心筋梗塞のリスクファクターだからよくないことですよ」ということ。

もう少し詳しくね。そもそも「上の血圧」はポンプとしての心臓が全身に血液を押し出すときの圧力。「下の血圧」は逆に心臓が元の大きさ戻っているあいだに心臓から遠い末梢の血管に血液が送られている時。ここで中学生の頃の理科でとおなじ「V=IR」を浮かべて下さい。血圧も同じです。「I」は血流量。「R」は血管抵抗。心臓からの血流量に問題なければ「下の血圧が高い」ということは「末梢の血管抵抗が増加している」つまり末梢の血管が細くなりつつあるということを意味しているわけです。末梢のみならず、太い血管も含めて狭くなったり固くなると、上の血圧もあがってきます。従って下の血圧が高い人は、ポンプとしての収縮は保たれている「若い人」に多い傾向にあります。そして末梢の動脈硬化進行の要因として、「体重増加」「運動不足」「喫煙」「アルコール」などがあります。

クリニックにこられた方で、明らかに投薬の必要な方は、(下だけでなく上も下がるので)上は120くらいがキープできるようにしますが、生活習慣の改善も大事。末梢の血管が固くなることが若いうちから進むということは、血管全体の動脈硬化につながるわけですからね。

寒い季節だし、緊急事態宣言中では、積極的に運動不足解消で出かけにくいけど、散歩やジョギングで軽く体を動かすことは、そろそろ下の血圧があがりはじいめた方にも、将来を見据えて取り組んだ方が良いことのようですね。

余談ですが、下の血圧も、下がりすぎると、心臓を還流する血液が少なくなるので、特にお年寄りは問題となるようです。

 

 

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