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院長ブログ

血圧手帳あれこれ(2021.10.10更新)

季節外れの暑さ! 10月になって、また「観測史上初めて」のことばを天気予報で聞いた側から、今週は真鍋さんのノーベル物理学賞受賞のニュース。まさに温暖化に警鐘を鳴らした立役者。私は全くその分野の知識はないけれど、日本の高度成長期に既に今の世界で問題化していることにつながるような疑問を持ちはじめて研究なさってきたというのだからすごい。御年90…それもまたすごい! 受賞を喜ぶ地元の旧友の方達もしっかりとした受け答えだったものだから、わが御父に「受賞の真鍋さんはもちろんだけど、皆おとうちゃまよりひとつ年上だけど、しっかりして元気ね」そしたら「おとうちゃまだって毎日公園まで歩いて10000歩、頑張ってるよ」 ですって。元気度アピール。意外に張り合っちゃったりして…そういう気持ちの持ち様が元気の秘訣なのかもね… 

クリニックの今週は、例年通りの秋の風景。PCRもめっきり減って…でも今日は3例あったから、ここ2週間、日曜でゼロだったことから比べると嫌な傾向? でないことを祈るのみ。 因みに8月は、うちでPCR 128件もやってたんですって! 検査会社からの請求書の額に目が飛び出て、慌てて問い合わせたら、出てきた数字がこの数字…どおりで疲れたわけだ… そのころと比べると、ほんとに激減。落ち着きを取り戻したのも納得…

そういった外来には、例年如く、検診で指摘された異常の相談で来院される方が増えてくる。消化器内科だから、バリウムの異常影やピロリ、便鮮血陽性の相談はもちろん、一般内科としていわゆるメタボリックシンドロームのデータ。「血圧」 についての相談も。血圧や脂質、尿酸については、数年前から指摘されているデータ持参の方がほとんど。毎年同じ施設で受けていれば、過去のデータも載っているしね。 糖尿に関しては、さすがに怖いという意識があるのか、割と初回で引っ掛かって相談にいらっしゃるケースも多いのがちょっと違う点かしら。 かつて私は患者さんから「あんまりひどいデータ持って病院行って、頑固そうな爺さんに頭ごなしに怒られるのも嫌だから安パイな医療機関を選んできた」 なーんて面白い病院選びも聞いたりして、患者さん側の意を決して来た という気持ちも教えてもらったりしているものだから、私はまず、よほど高い血圧じゃなければ、まずその日に薬は出さない。勿論検診データが全て白衣高血圧の可能性もあるから、その鑑別も含めて、家で血圧を計ってもらう様に血圧手帳を渡す。 朝晩。朝と夜と、どちらかが、より高かったりすることもあるから必ず2回測定してもらう。で、だいたい2週間くらいつけていただいてから再診。その時に降圧薬の処方をすべきか否か決定する。 この血圧手帳…薬を開始するにしても、実際に検診だけでなくいつでも高いんだよ… ということに患者さん自身に理解してもらわないと先々投薬が続かなくなるから初めの納得が大事なのでは? という私なりの意図がある。そしてもうひとつ、血圧手帳を通して見えてくる様々なことがあるのだ。たとえば、表紙にお醤油のシミ…「先生すみません、こんな汚しちゃって…」 いいえいいんです。それは忘れないよう食卓においてあって、きっと血圧測定がその患者さんの生活の一部になってるのだから…あとは、書き方も。几帳面な方はどこまでも綺麗。ピシーッと。こちらが汚い字で今日の診察室血圧を書くのが申し訳ないくらい。「服薬も含めてこの患者さんは治療に真面目に取り組んでるんだ…」頭が下がる。 あと、こんなケースも。朝晩全て理想の上が135以下 下が85以下なのに、とある晩だけ160  となって脇に書いてある。「これ、どうしたんですか?」 「オリンピックの日本のサッカー見ていたとき、計ってみたんだ…」 うーん交感神経恐るべし…二人で顔を見合わせてしまったり… 別の様々な患者さん達、安定した値のなかにもちょこちょこ変動あるとメモ欄に「眠れなかった」 或は「車で遠出」「告別式」はたまた「主人と喧嘩」 なんて書いてあると、ちょっとした外来でのコミュニケーションツールとしても血圧手帳は役に立つ。会話の糸口になるからね。「あらら、喧嘩? 犬も食わぬ?」なーんて具合。家庭血圧という本来の目的を超えてその患者さんの外来診療では見えない日常を垣間見たり、さらには性格までも見えてくる。私は高血圧の専門家ではないけど、地域のかかりつけ医として、当然患者さんの血圧管理くらいはしっかりしないと。そういう私にとって血圧手帳やスマホで示す毎日のデータはとても大事な情報源。 そういえば天気予報、この先は、明日を境に秋が一気に深まるとか。寒くなると、夏の間コントロール良いから減らしていた薬をまた元に戻さなきゃいけない患者さん増えてくるかな? この先の血圧、注目しなくっちゃ。そうそう、毎日つけていると、過去に遡って去年の今頃はどんなだったっけ? そんなこともわかるのよね。

最期に「今更ながらの家庭血圧のはかりかた」 静かな寒すぎない快適温の部屋で。朝は起きて1時間以内。朝食前、服薬前排尿後が望ましい。夜は寝る前。夕方なら入浴や飲酒、夕食前がよい。2回測定して平均(私は一回でも良いから朝と夜測定してとお願いしてます)くれぐれも納得行く数値になるまで何回も測定しない。悪くても良いからその値を記録。  こんな感じです。

今日は色々考えごとしてて日課のブログ更新もあと20分で明日だ…何とか間に合った!  さてさて明日はバイトだからちょこっとゆっくり起床できる。ちょこっとご褒美チョコとアルコール 秋の夜長に…良いねえ。御父も寝静まり秋の夜長は更けていく…

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