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どなたかいませんか?

[2019.07.16]

いい加減うんざりするほどの曇り空。

7月になって天気が暗いイメージがそのまま心に染みてくるような出来事が続いている。

7月初旬、とある家族のお嬢さんが挨拶にいらした。「両親を老人ホームの入居させることにしました。今までお世話になりました・・」と。

昨年9月に開業して以来、風邪ひいた・・便秘・・インフル予防接種・・もちろん私を小さな頃から知っているから「ちゃん」付けで呼んでくれる

近隣にお住まいの方。ちょこっとかかわっただけなのに、その日診療終わって一人になったとき、意外にも心にぽっかり穴が開いたような気分になった。

「遠くの老人ホーム。もう帰ってこない・・となると元気でお目にかかったのは・・先日ちょっと風邪ひいたっていらしたときか・・」

「せめてもの救いは昨年開業しておいて良かったこと?」開業が昨年9月でなくて今年の9月だったとしたら、会えるはずの近所の方が「数か月前に遠くに行ってしまった、もう会えない・・」

と知ったら、今以上にさみしく感じたに違いない・・そんな気持ちが錯綜した。

そしてそれから間髪入れずにごくごく親しいプライベートで大切な知人のお母さまが脳梗塞で倒れたと連絡があった。時々家族の健康のことは相談受けていたから、かなりのご高齢でそれなりに病気も抱えていることは私も知っていた。

「呂律が回らない・・」「力が手に入らない・・」からはじまって救急で運ばれて、運ばれた先の病院での対応状況・・「ちょっと乱暴じゃないのかな?」後から聞けばそんな気持ちもしてくるが、間髪入れずに即決を余儀なくされる緊急状態では

家族も・・特に深夜に一人で決めなければならなかったとしたら心労は計り知れない。

今週はまだお話ししていないけれど、ここまでのところのお話では、ある程度見慣れた医療従事者ならともかく、普通に家族に起こった出来事とすれば知人の置かれている立場はおそらく人生で経験するかしないかのストレスフルな状況と察する。「人は一週間、半日でこうもかわっていく・・」現在自宅介護を選んだその知人からのメールの文字が、目の後ろにこびりついて離れない。

7月に入って天気が晴れないせいか、身の回りの出来事がなんだか必要以上に心に重く引っかかる感じがする。

そんななか、もう一つ心に穴が開くことが。

やはり年配の人が絡むできごと。

本当によくやってくださっているスタッフの一人が介護のからむおうちの事情で思うように働けないからと先日話があった。

8月を超えれば開業1年となるこのクリニックも、今いる一人一人のスタッフの力なしではここまで来られなかったから、仕方ないとはいっても

さみしい気持ちにかわりない・・

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どんより曇り空のさむーい海の日の昨日、私は誕生日だった。

私の生まれた15日の夜中、ざーざーぶりの土砂降りで翌日16日にからりと梅雨明けだったと当時の様子を

生前の母からよく聞かされていた。

今年もそんなだったら少しは気が晴れるのに・・・・なんて梅雨明けを期待してしまう今日この頃。

さてブログの最後に求人募集を・・

クリニックに来院なさった方はご存じの通り、現在午前中にスタッフに手伝っていただいています。

内視鏡の介助に加わってくださるナース、技師さんの人数を増やしてシフトを組みやすいようにと考えています。

内視鏡介助の経験がなくてもかまいません。ご興味のある方は求人募集を見てくださいね。

今はスタッフに予定表にあらかじめ来られない日を記載していただいて、来られる日にスタッフに平等にわりあてながら内視鏡の予約をいれている・・

そんな感じのゆるーい体制なのでむしろ、学校にいきながら・・とか常勤先のサイドワークでもかまいません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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