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やっぱり第七波もカオス

[2022.07.24]

昨日今日、暑い週末。やっと「夏」って感じ。暑いけど春夏秋冬、夏は夏らしくなくっちゃ…。週末は午前のみの開院だけど、結局帰宅は陽も沈みかけた頃…自転車で風を切るのも心地好い。真っ青な空に夏雲。時々後ろを振り返れば西の空は見事な夕焼け。蜩の声…。まさに「夏は宵」…。仕事で変に頭の芯がほてりきっているからクールダウンにちょうど良い… 

そう、この一週間はクリニックも発熱対応でてんてこ舞いだった。今回は「咽頭痛」が初発のことが多いと知れわたっているせいか、コロナ前なら市販薬で病院にもかからなかったであろう方からも電話が…。9時前から電話は鳴りっぱなし。今回の波は前回以上に急峻に立ち上がっただけあり、感染者増加にあわせて前回以上に電話問い合わせも延々。繋がらないからと、直接来院患者さんまで。まさかこんなに増えるとは想像していなかったから、既にこの時期、府中市検診や通常の外来予約、曜日によってはコロナワクチンの接種予約が入っている。わがクリニックは、毎日そうした既に入っている予約を優先して、接触ないよう、残りや空き時間で患者さんの発熱外来を割り振っているから、診察できる枠もすぐ埋まってしまう。30分もしないうちに。従って、前回まではごく稀だった、常連さんの発熱へも、もう枠が一杯とお断りせざるを得ないこともしばしば。そんなことからも、今回の変異株は「身近な感染症」なのだろう。常連さんの発熱を初めとした体調不良には、対応したいのは山々だけど、電話で対応した順に埋まっていくから、ホントすみません… 困ってしまうのは、せっかく予約入れても「すぐにPCRやってくれるとこ見つかったからもういい!」とか「もっと早い時間にみてもらえそうだから」とかでキャンセルされてしまうこと。その間にも、何人にお断りしただろう…。もう慣れたけどコロナの波の押し寄せる度、人間の身勝手さを露骨に感じる…。 こうなるとは予想もないなかで、事務を2人体制にしていたのは懸命だった! まだ慣れないだろうに、丁寧に電話対応してくれている。

そんな第七波のさなかで、私なりに前回との違いを感じていること。箇条書に。 ●家族内での感染力の速さ…例えば旦那が陽性となった翌日には奥さんも といったことが。気をつけてないと家族内の感染があっという間なのは、この変異株の特徴ともいえる感染力の強さだろう。 ファミリー単位で感染者を健康観察することが以前の株より多い印象。                     

●軽症ながらも症状が多彩…初発は「咽頭痛」「発熱」が多い。けど、健康観察で自宅療養者に電話で体調を確認していると、前回より出てくる症状が多彩。痰絡みと咳が最も多いながらも、消化器症状(これが初発症状の人も) や、中には「耳痛」 訴える患者さんも数人あり。また、味覚臭覚異常も訴える方あり。 多彩な症状も、幸にして10日間の健康観察が終わる頃には改善している。

この2点かしら。

まだまだもう少し続くのかな? 発熱以外にも大事な外来診療は他にもある。感染対策講じつつバランスと取り、やっていこう。 体力とメンタル勝負の夏はここのとこ、毎年だけど。 そんなわけで、昨日今日、夏の宵の帰宅中の自転車小旅行がちょっとしたストレス解消! 以前は片道1時間半だったから一目散に疾走して最短コースで帰宅だったけど、今は時間は半分。色々道を探して冒険している。平日は暗いから危ないけど、ちょうど今日くらいの時間ならまだ薄明かりあるからね。今日発見したこと。東八と交わる天文台通りは何故そんな名前なのかと世田谷から通っているときから気になっていたので今日は曲がってみた。国立天文台があるからなんだ…へえ…歩道も広い。蜩の声聞きながら坂道下るのは爽快だったなあ… もうすぐ明日。blog更新間に合った。桜島のニュースが流れる夜。

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