巷は四連休？皆さんはどんな休日を過ごされているのかしら？

私は何にも考えずに計画してしまい、結局今日と明日も内視鏡の仕事で現場に向かってます。昨日、一昨日はクリニックの診療もあったから、ずっといつも通り普通の生活。｢何で祝日まで？｣って普通ならば思いますよね…。そこが私の計画性の無さ。まだ、緊急事態宣言中だった頃かな？飛沫や三密で世の中の内視鏡検査がことごとく休止や中止になってしまい、私も内視鏡するようになりはや、四半世紀、｢こんなにファイバーの感触感じない日々の連続は初めて｣何とも物足りない日々だった頃、数ヶ月先の今回の内視鏡医募集があったわけ。そんな時期だったこともあり｢二日連続検査三昧｣　秋に旅行行くような気分で募集見た瞬間、名乗りを挙げた訳です…

現在はほぼ例年通りに内視鏡検査も、施設ごとに色々対策を講じながら行われているから、今にして見れば｢好きな検査優先計画より、しっかり休息｣とすべきだった気持ちもあるけど、仕方ない。今日もがんばらなくっちゃ。好きなことするんだから。

｢計画性ない｣で片付けられないのが、これからの予防接種希望者来院中の感染対策。｢感染者急増｣はなくても、毎日の報告ではほぼ横這い。かつてなら、ど肝をぬかされたような数字でも、もはや驚かず、この連休もあちこち出かけている人の話もちらほら。それぞれ今の状況受け入れながらの生活をしている中ではあっても、クリニックに関しても、もはや現況に即した体制作りをしていかなくてはならない。

幸い、我がクリニックは2クールの冬ごえをしている。インフルエンザの予防接種希望者、いつもの薬の投薬、胃カメラ検査…そこに加えて風邪症状の患者さん。昨年までなら、マスクさえしていれば、すこしくらいゴホゴホ咳をしていても、多少顔しかめながらも｢季節柄仕方ないよね…｣暗黙の了解の下、狭い待合室での患者さん達も静かに待ってくださっていた。でも、今年はそうはいかない。咳をして熱ありそうなぽーっとした方を診ても、もしかしたらコロナかも…診ただけでの診断の決めてはない。待合室の患者さんも昨年とは違う心持ちだろう。

実際、昨日の日曜診療もそうだったけど、｢喉が飲み込めないほど痛いのがメインなのに、熱があるって言っただけでどこの医者も診てくれない…｣そういった患者さんの電話相談や来院希望が増えている。先日は某区内の医療機関全てに断られた患者さんがホームページで日曜診療やっているから…と、はるばるうちまでいらした。結果は勿論コロナじゃない。私は毎年のように普通に診療行い、できる限りのきちんとした診断をしたいと考えているから、今まで通り、断りたくはない。昨日の方だって診察して投薬。勿論、時間設定して来てもらって。でもこれからの流行季節は、さらに周りの患者さんものことも考えないと…予防接種希望とか、通常より、来院する方は増えるだろうから。

という訳で10月からは完全予約制。当初はネット予約制は間に合わないかもしれないから電話予約オンリーかな？出来次第ネット予約も導入予定。電話の予約とネットの予約を電子カルテでどう管理していくか。ダブルブッキングがないようにしていかないと。完全予約とするために、インターホンも付けて、外から鳴らしてもらい、名前確認して鍵を開ける仕組み。ドアノブも不潔だから自動ドアも考えたけど、玄関まるまる大工事になるからこれはあきらめ。

あとは小さな倉庫をクリニックの空地スペースに設置して、発熱の人の検査専門部屋として利用する。ほんとは小さな花壇でも作ってハーブとか植えるつもりだった空スペースがあったけどこの際、これも諦め。｢くしゃみの飛沫が嫌だから今年はインフル検査はならないで薬だけ処方する｣という方針の先生もいらっしゃる。確かにインフル診断に鼻腔からの検査は必須ではないし、臨床症状や周囲の感染者状況で投薬はできる。しかし、例年見受けるように、投薬後にも熱が下がらない、体調不良続く…そういう患者さんだっているだろう。一つ一つ潰しながら診断していかないと、患者さんの体に何が起きてるかわからない。それに、タミフルだってイナビルだって副作用はある訳だし…見切り発車処方はできれば私はしたくない。だから私は倉庫でしっかり検査はするつもり。唾液採取のPCRも。医師会に集合契約の希望書類持っていったら、多摩総合が近くでやっているからと、クリニックレベルの依頼に責任取るのは医師会だからと嫌な顔をされた。しかし熱あってつらい患者さんに｢この検査はこちら、その検査はあちら｣なんて悠長なことをしていてよいのだろうか？ましてや、受験生だったりしたらたまったもんじゃない。できれば一カ所、かかりつけでできた方が、よいに決まってる。ひとふ冬超えて経験しないとわからない中、クリニックレベルでもできる範囲のことは対策うちながらしっかりやろうと私は思ってます。今はコロナは第２類指定感染症だけど、おそらくそのうち第5類.、インフルみたいに街中の医者でも普通に診ることになるだろう。今から備えておくに越したことはないかなと考えます…。

｢完全予約制｣と｢発熱の人の検査場所設置｣が私の考える中での最善策かな？

今のところ電気工事や外回り、10月1日と2日で予定しているので、この二日は休診です。迷惑かけますがよろしくお願いします。

今回は毎週の日曜ブログ更新ではなく、検査の合間の昼休みで月曜になりました。昨日は久しぶりに夜に声楽レッスンに行ったから。趣味も細々続けられるようになり…イタリアの空気に触れてきました。先生の友人イタリア人も、それぞれバカンス出かけてるって。やはり山方面…人の気配のない山に出かけてマスクはずしてよい空気吸って…どこの国の人もみな、工夫して楽しんでいるんですね。いつか行った、懐かしいイタリアの山岳写真見せてもらって気分転換のおすそ分けをいただきました。また、いつの日か行きたいなあ…