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クリニック開院時間変更

[2023.04.09]

今週は散る桜と開きはじめたはなみずきと…春の嵐のおまけまでついてかけぬけていった一週間だったような気がします。例年、存在するはずの風景なのに、何故か今年は「散りゆく桜」を殊更、美しくかけがえなく思えてしまいました。瞬間の微風に舞う桜の花びらと、桜貝を敷き詰めたようなピンク色の地面と、その空間にいる自分。満開の桜はしばらくそこに存在して、それはそれで見事で美しいけれど、散ってゆく風景は、風邪や光の織り成すこの瞬間しかないんだな…散る桜…今までとは違った感覚を桜に寄せた自分。「ただ年取っただけ?」 そうも思えるけど… もしかしたら、先週のちょうど今時分に世間を駆け巡った坂本龍一さんの訃報…特別なファンではなかったけど、でもなんだかぽっかり心に穴が空いたような…この、散る桜の時期にそんなニュースも重なったからかもしれませんね。

ここのところのクリニックは、花粉症投薬時期の山も一山越えて、何かしらのワクチン接種や検診があるわけでもなく、何となく落ち着きモード。コロナ患者さんは下げ止まりと報じられているけど、確かにうちでも発熱問い合わせはめっきり減少。インフルエンザもいつのまにか下火…。  コロナ前は、例年、今頃は検診始まるまで、いわゆる「閑散期」。  5月連休明けにはコロナも5類になるし、ちょうどよい機会なので、クリニックのスケジュールの見直しをはかりました。  昨年から始めた大腸内視鏡も地味に浸透しつつあり…1日に一人ずつ、1時間枠をとってその間は外来は予約取らない…と、慌てずゆっくり、受診される方もゆったりした環境で受けられるようにと決めてやっていました。けど、こういった予約は、当たり前だけどミズモノ。大腸の為に一般の予約をとらないでおいて、結局埋まらなかったり(コロナの時はそこに発熱患者さん入れちゃってたけど、今は減ってるしね)、押せ押せで大腸の為の枠まで一般外来の患者さん入れちゃって、すぐに検査したい患者さんが先伸びになったり、中々うまくいかない…。で、新体制を考案。 火曜日を検査やこれから始まる検診メインとして外来は緊急や当日の電話で時間があれば…とする。そして水曜と木曜診療時間を今までより長くとり、土曜日は午後まで延長。火曜日以外も、患者さんの希望の日に枠があれば検査可能。「いつでもいいです」という方はなるべく火曜日に… としてみました。  うちは小さな地域のクリニックなので、大病院みたいに検査の日にちまで何日も待つような仕組みはなるべく取りたくないし、何よりもっと内視鏡検査を地域に浸透させたいから…   そして今回予定変更したのは、自分の体調管理もあり。他の日はともかく、火曜日、検査終われば体休めるから。開業当時よりだいぶ体力も落ちてきたと感じる。クリニック定休に行ってる仕事もそろそろ整理しつつ、細く長く続けていかれるように、体制は考えなきゃ。 周りのスタッフの意見も参考に、とりあえずしばらくこれでやってみます。この体制で、希望する患者さんが希望するようになるべく予約が入ればよいのですが…。コロナも落ちついてきたし、なるべくいるもの拒まず、さる者追わず…私のプライベートな性格はクリニックにも反映されちゃってます。 

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