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コロナ抗原検査と最近のクリニック事情

[2020.11.22]

街の木々も秋色に染まってきましたね。今日は少しゆったりした気持ちでブログ書いてます。考えてみれば「山の日」以来のお休み。明日は。日曜日はクリニックだし、これまでの祝日は全て内視鏡の仕事でした。クリニック存続のため、自分から志願してやってるわけだから苦痛ではなかったけど、夢中過ぎて休みがなくて、先週はいささか「疲れたな」と限界を感じたこともあったから、ホントにうれしいお休み。朝からなーんにも予定入れてない。go toが取り沙汰されていて、この三連休も「いまさらキャンセルもったいないけから…」で遠出されている方も多いようですが、都心でも十分、紅葉楽しめますしね。相変わらずの自転車通勤、日々通りすがりの公園の景色が変化していく様を堪能しつつペダルこいでます。明日はゆっくりジョギングしながら気の赴くまま、街の紅葉楽しもうかしら?

連日の感染者数を聞いていると、「無理もないよね」と感じてます。確かに少し気が緩んで…ともに言われているけど、先日の月曜日、クリニック休診日、バイト先へ久しぶりに自転車でなく電車通勤で、乗った電車のこみぐあいは相変わらず。息もできないくらい。途中駅で駅員さんはさすがに乗車制限するかと思いきや、反対に「一歩ずつなかにおはいりくださ~い」とか言って逆にぎゅうぎゅう外から押す始末。電車の運航状況に影響しちゃうから仕方ないかもしれないけど。「コロナ前と変わらない通勤風景」と思ってたやさきに500人越え。やっぱりね。確かにいまが正念場かも。思ったより早く第三波が来た感は否めない。少しでも棒グラフが頭をもたげて「やれやれ」と思いながら年末年始を迎えるためにもすべき対策は講じつつ、今日一日家族や周囲が元気で過ごせたことへ安堵を覚える日々をくりかえしていくしかないのかも。

最近のクリニック。まだまだ課題が。今はインフル予防接種希望者で予約枠が埋まりがち。急患枠をもうけていても、そこが埋まってしまうと。10分刻みの予約枠だと、よほど流れよくしないとクリニック内の「密」は避けられない。10分刻みだと「診療待ち」と「会計待ち」「時間前にきちんと来ました組」でごちゃごちゃに!そんな中、例えば今日。「鼻血が止まらない」と突然やってくる患者さん。受け付けさんいわくおばあちゃんだったみたい。ホームページの存在も知らないよね、きっと。ただでさえも前から予約している患者さんもいるし、その患者さん達だって「ちっとも密回避になってない」と思って待ってるに違いない…と感じれば「すみません…今日は予約で一杯で」とお断り。こういう、「その日突然困った」状況の人のために日曜診療をやろうと決めた訳だけど何だか本末転倒と化している…。

平日の予約も、国の対策で発熱患者さん受け入れかかりつけ医と登録している以上、時間帯によっては、今までその時間に来ていた患者さんもなかなか予定が合わず、結局どこかへ行ってしまった。世間の感染増加に反して、平日はまだうちのクリニックは、発熱患者さんの問い合わせは若干。問題は日曜…。もともと日曜しか来られない患者さんの予約と発熱以外の急患、そんな日曜にかぎって発熱の受け入れ要請が多い。テレビに出るみたいな個人でPCRの機械を持ち検査できる訳ではなく委託だから日曜は検査できないのに、PCRやってくれ(ただの腹痛やちょっと喉が痛いくらいで)問い合わせも。下痢なら発熱患者さんとして診ることも十分可能なのにPCRが今日はできないと知ると結局その後音沙汰なかった。何か空回り…空回りのなか、学習したのは「日曜に張り切って内視鏡やり過ぎないこと」 この数週間の日曜日でだいたい動向掴めたので、今シーズン冬は日曜日は保健所からの依頼や発熱の患者さん本人からの電話が多いことを見越して内視鏡はお預け。予約枠の取り方も考えないとね。日曜日はPCRは無理でも「抗原検査」はできるようにしようと考えました。感度の問題はあるとは言われていますが、先週のブログにも書きましたが「抗原検査で陰性ならばPCRは追加せず陰性としてよい」というエビデンスがあるのだから、今日みたいな日曜診療においては診断の一助になることは請け合いかと。30分以内に結果もわかりますしね。来週日曜にはできるようにします。自費での検査希望者へも対応します。時代は抗体より抗原検査ですから。

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