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侮れない尿酸

[2019.03.13]

 今日は暖かだったのに夜はさむーィ。前回ブログの「中央線『じ』の法則」逆走で体感温度上昇を感じ(期待し)つつ

ブログ更新の帰宅途上です。さて、前回ブログ宿題の「尿酸値」更新を。

とっかかりは偉人の話から。

 

尿酸が人間に害を及ぼすことはヒポクラテスも報告していたくらい古くから知られていたようです。

昔の日本の偉人には痛風で苦しんだ人はいなかったようです。「痛風」が日本史に出てくるのは明治時代になってから。「偉人でどんな人が?」紐解けば西洋史上の人物だと、ゴマンと。食生活の影響からか。マケドニアのアレクサンダ-大王あたりから、神聖ロ-マ帝国皇帝のカルロス五世、プロシア国王フリ-ドリヒ大王、フランスのルイ十四世、宗教改革のルター、清教徒革命のクロムウェル、芸術家ミケランジェロ、レオナルド・ダ・ビンチ、詩人ダンテ、ミルトン、文豪ゲ-テ、スタンダ-ルやモ-パッサン、天才物理学者ニュ-トン、生物学者ダ-ウィンと、多方面の偉人たち。とにかくたくさんの秀才の悩みどころだったようですね。

「偉人たちとおそろいだ~」とか言っている場合じゃなくて…

検診でひっかかっても「自覚症状ないし痛風発作になってないからいいや」と血糖値、血圧で引っかかるより何となく軽視されているイメージの尿酸値。

今回クリニックに「検診異常値再検査」でいらした方のなかでも、かつて私が勤務していた様々な検診センターでの結果説明でもお話をしていてそんな印象をうけたので「軽視しないで尿酸値」ということで以下に箇条書きでまとめておきますね。

●尿酸値が高いからすぐに風が吹いても痛い」ほどの関節痛が起きるわけではなく、5年くらい続くと起きやすい。発作を起こすリスクは尿酸値7台で1割、8台で3割、9台で約6割と言われている。

●尿酸値だ高くてこわいのは痛風発作だけではなくと自覚症状がないまま高血圧症、不整脈、狭心症、心筋梗塞を起こしやすくなる。

●食事はまず気をつけることの一つ、「プリン体ゼロ」に踊らされないように!アルコール自体であがるし、ビールからウイスキー、焼酎に変えても度数が高けりゃアルコール量も多いから尿酸値はあがりやすい。

●尿酸値をあげやすいものは控えるに越したことはないけどストイックに制限することはない。要は暴飲暴食を避ける。

●尿酸を排泄する作用のあるものも食生活にとりいれる。乳製品、海藻など

●尿酸値のあがりやすい体質の方もいる。食事からの生成が2割。残りは体内の細胞の新陳代謝により。ここメカニズムの違いであがりやすい方もいる。

●尿酸のくすりは飲めば値は下がるけど、関節に長い時間かけてたまった尿酸が消失するまで5年くらいはかかる。薬をのみだしてすぐに下がったからとやめてしまってはいけない。

●理想的な尿酸値は6以下。薬は一度飲みだすとしばらくは飲み続けなければならない。関節にたまった尿酸の結晶がなくなるのに5年くらいはかかるから。6以下が5年くらい続いた状態となれば一度オフにして尿酸値を見るのはオフにするタイミングとしてはトライも可能。

ざっとまとめましたが、患者さんにはこんなことをお話ししました。

なお今日のブログの偉人の話は「公益財団法人 痛風財団」のホームページを参考にしてます。

ちょうど最寄り駅についたのでおしまい。

 

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