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年を感じる年賀状

[2019.12.12]

年賀状の季節。
今年は悲しいことに先月あたりから喪中葉書が、いつもより多く届く。実の、或いは義理ご両親が大半。
「そうよねえ。自分の年齢を考えれば当然…」ちょうど8年前になるけど、「今年は何とか大丈夫かな?」
ガンを患っていた母を気遣いつつ購入した年賀状…けど購入したその日の夜から体調急変して、5日後に他界して…そんなこともあったっけ…なんてふと思い出す。
そんな母が大事にしていたクリニックに植わる夏みかんや柚子も今年はたわわに黄色い実を付け、まるでクリスマスオーナメントみたい。
もうすぐ命日だけど、早いなあ…8年。
8年。「人生は小説より奇なり…」まさか開業…そして8年前は…今日1日、私が武蔵台で時を共有した人は、これっぽっちも知らない赤の他人だった…それが恐れ多くも、症状聞いて診察したり、薬出したり…
年賀状というお題で頭に浮かぶことを書き連ねると、それだけでこんなに…様々なことが頭をめぐる。
毎年の安否確認や近況報告としての年賀状の役割はもちろんだけど、忙しい最中の年末に「この前、このネズミの干支だったときはどんなだった?」「次にネズミになるとき、私はいくつになり…色々なことがその間起きるんだろうな」なんて毎年おんなじようなこと考えながら書く年賀状。思い切りアナログだけど、こういう年末のルーチンも大事なのかもしれない。
なにより、普通に年賀状書けることが当たり前かもしれないけど、幸せなこと。
8年前みたいなのは、悲しすぎる。
少なくとも、87の高齢な父が、今年も元気でいてくれたわけだから…
帰りの井の頭線で書き始めたブログの更新がこの時間。もうすぐ明日。
unnamed あまりに月がきれいで暖かな12月の夜。
なんかゆっくり堪能したくて、下北沢で途中下車して自宅まで歩いたわけ。三軒茶屋経由でさらにこの先まで、良い運動。冬の寒空のなか、コートの襟を立てつつ輝く月の凛とした姿を堪能しながらの歩行も冬の醍醐味だけど、冬独特の輝く月明かりの夜空をお供に
12月とは思えないような暖かな空気に包まれての夜の散歩ってそう味わえないからね!
でも、明日は夜寒くなるって今天気予報がいってる。
一期一会の夜の散歩、なんか良かったな!

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