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張るお腹 その1

[2019.01.22]

今日も月がきれいな夜。

風邪の患者さんの次に多いのが、やはり消化器だから?「便秘」「お腹のはり」の患者さんが多いです。

呑気症や不溶性食物繊維のとりすぎなど注意は診察室で処方するのも考えながらお話しするのですが、一昨日、展示会で見つけた情報誌には、私が診察室で話す内容をもっと肉付けした内容物なので今日、明日はみんなで共有するつもりでまとめました。

おなかのはりはなぜ起きる?

 ① 空気を飲む呑気症…げっぷで出てしまえばよいけど、私たちは喋ったりご飯を食べるときも空気を飲んでます。これがたまりやすいのがおなかの左上辺り。「脾彎曲症候群」と名前もあります。唾液を飲んでも1回に15ml飲むというデーターがあるそう。人は緊張すると唾液がでるから、緊張が続けば飲み込む空気も多くなり…また、興奮すると過換気気味になるからそれもお腹に余分な空気が入る原因になるわけ。だから、ストレス、過緊張も立派なお腹の張りの原因になり、回避も大事な治療です。とくにこのタイプは昼から夜にかけて症状がつよくなる、休日と平日で差がある、食べた後にゲップが多いタイプの方はこの事が原因のひとつかもしれません。

② 腸内環境…腸の中には沢山の細菌が住み着いているのはご存知のとおり。よい影響を与える善玉より悪玉の菌がふえると異常発酵をおこして腸にガスを発生させてしまうわけ。人によっては小腸での消化酵素が少ないために消化がうまく進んでいないと悪玉菌でのガス発生要因となったり、不溶性食物繊維のとりすぎがガス発生をひきおこすことも。善玉と悪玉のバランスは年齢的なこともあるけれど食生活も大きくかかわります。朝からはりを感じる、食事をとるとはる、特定の食品ではる人の原因となっている可能性があります。

③ 日本人特有の腸のかたち

④ 間違った食物繊維のとりすぎ

③④は明日に続く…で今日はこの辺で。

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