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抗体検査 一つの目安

[2020.06.14]

とうとう梅雨入り。

じめじめ蒸し暑い季節だけどレインボーブリッジの色が変わってアラートのレベルが緩和され、それに伴い娯楽施設も稼働しつつあるのは、抑鬱的な気分になりがちな季節の中だからか、より、活気づくニュースに聞こえてきます。これでまた、よその国みたいにバーッと感染者が増えるでなく、ゼロや一桁とはいかなくとも、地味に押さえ込めていれば、「日本流」も評価されるのでしょう。そもそも解除されたとたん、ハグして抱きつく国民性でもないし、春先の増加でそれぞれ個人が学習したから、なんとか元に戻ることなく、ウイルスと共存の新しい生活のロードを走りつづけないと。とりあえずワクチンとかできるまで…ね。

そう書いた途端、今日の感染者、ちょっと増えてきたけど…かなり限定されたところでの陽性者だから…人混みでのマスク、手洗い、「密」を避ける…できる予防を普通に生活に取り入れている人は大丈夫!そう思って共存生活に慣れていかなければ。

そんな中、我がクリニックでも「コロナIgG  IgM抗体測定」始めることにしました。孫さんが全社員にやったとか、話題にもなっている検査だし、(いくら唾液もできるようになったとはいえ)PCR検査はクリニックレベルでは、よほど広くないとリスク伴う。今後コロナとの共存していかねばならず、かつ少し落ち着きつつある今の世間の状況の中で、「自分はどうなのかな?」と知りたい人もおられるでしょうし、今後仕事の関係で海外など遠方への移動が必要なとき、皆が誰しも「PCR検査」とはいかないでしょう?そんなとき、抗体検査なら数滴の血液で15分以内に結果が分かるから、手軽にできます。

「コロナIgG  IgM抗体測定」「抗体測定って?」については、マスコミでも色々先生方が説明をしてくださっているから、皆さんおわかりだと思います。コロナウイルスだけではなく、人間の身体に「異物」が侵入すると、それを排除すべく、免疫機能が発揮されます。こうしてできるものが「抗体」。感染の初期に作り出されるのがIgM抗体、感染後しばらくして作り出されるのがIgG 抗体。 「抗体検査」は国が認めている検査ではなく、集団免疫など調査レベルでの使用と位置づけられています。また「コロナ抗体、特にIgM抗体が初期にとはいえ、測定感染後何日位して陽性になるのかわかっていない」「IgG 抗体があったとはいえ、いつまでこの抗体が持続するのかわかってない」「抗体があって既に感染していたからもう大丈夫!とは限らない。そもそも次の感染を防御するに足る抗体価かがわかってない」など問題点はあります。

ただ、個人レベルでいえば抗体を調べることで「自分が無症状の感染者で他人にうつしているのでは?」という、可哀想なまでの「私が迷惑者だったら…」恐怖から、一部の患者さんのきもちを解放してあげることができる。また、心因性発熱や息苦しさ、この季節特有の空調の誇りなどからの咳症状含めて、漠然とした「コロナ疑似症状」に縛られて職場や学校に復帰できない方々の一助にもなる。後は純粋に「第一波が去ったタイミングでの自分の状況の把握」にもなる。

こういった利用の仕方もあるのでは?と導入を決めました。

指先の数滴の血液採取で、準備含めて15分くらいで結果が出ます。ちなみに費用は自費診療になります。7500円(税込)です

ご希望の方はご連絡下さい。

今日は当直中。早めに更新してさっさと寝ておこう。なのがあるかわからないものね。

で、呼ばれちゃったので出かけてきます。ちょうど書き上げホヤホヤなので更新できました。

 

 

 

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