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新型コロナ5類移行 

[2023.05.08]

「最大9連休!」 世間ではそんな声も聞こえていてけど実際9日も休めた人ってどんだけいるのだろう… それでも、天気にめぐまれたゴールデンウイーク、お出かけになった方も多くいらしたんでしょう。 クリニックは「休むと連休明けのつけが大きくて、予約が廻らなくなる」「休みすぎると、エンジンがかからなくなっちゃいそう…」 と、開院してました。世間の明るい状況を反映してか、最も電話の殺到が少ないお休み期間でした…。それでもインフルエンザや、コロナ感染者がぽつりぽつり…そんな感じで出ていました。そういった陽性者は家族内感染が多いみたい。 「マスクはずしての新人研修で子供が感染して親もコロナに…そこの会社の研修ではクラスターが出たみたい」 なんて聞いたけど、前なら大変なニュースになったであろう事象も今じゃ見向きもされない。 そもそも65歳以下の自主感染届も、連休前あたりから任意となっている。 したがって都道府県別の感染人数も甚だ怪しい… きっと、時代はすでに「5類移行」にむいていて、多少は目をつむり仕方ない…  ってとこなんでしょうね…。

ウイルスが8日になって突然弱毒化するわけでもないから、安心と言うわけではないけれど、じゃあ5類って何? 感染症を予防し、流行を抑えるために、ウイルスや細菌といった病原体を、感染の広がりやすさや症状の重症度など危険度に応じて5段階に分類したもの。1~5類まであり、1類が最も危険度が高いとされている病原体が指定されている。コロナが2類から5類に移行したということは、「そこそこの人数が罹患してある程度の自然免疫を獲得した人が増え、ワクチン治療薬も存在するようになったからそこまで感染についてのストイックな規制を張らなくてもよいのでは?」という考えで感染を抑えるための措置や規制が緩まったということ。だから法律による外出の自粛は求められなくなり、個人の判断にまかされるようになる。 とはいえ、やはり感染力が強いのは周知の事実。全く参考になる規制もないのではねえ…というところで引き合いに出されるのが、同じ5類、インフルエンザの就業制限の考え方。学校保健安全法施行規則では、「発症してから5日を経過し、かつ解熱した後2日経過するまで出席停止。」 また、国公大学付属病院感染対策協議会の感染対策ガイドラインでは「就業制限を考慮する。特にハイリスクの患者への接触は避ける」となり、若干温度差がある。いずれにしても規制や拘束力はないから、逆に今まで以上に個人の社会との関わり方が問われる様になるわけ。 また今までみたいな「新型コロナ患者の濃厚接触者」という定義も用をなさなくなり、特別な自粛や規制もない。あと、今まで公費だった、医療機関でのコロナ検査や薬代は、一部の薬を除けば通常の保険診療となる(自腹着るとなるとやらない人、増えそう…) 長かった感染症対策も、とりあえず、一区切り。 「共存」の道を選びつつ、前に向かって社会活動を進める時なのでしょう。

因みにこの東京都のホームページも参考になると思います

https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/iryo/kansen/corona_portal/soudan/index.files/20230428leaflet.pdf

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