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気になる女性のおなかのはりやガス  

[2021.11.07]

秋深まるこの時期、好天続き。おまけに順調な感染者減で何だか気持ちも穏やかに。通勤の自転車漕ぎにも心地よい気候…漕ぎながらリズムとりに口ずさむ歌、今週はひたすら秋にまつわる童謡だった。真っ赤な秋、小さい秋見つけた、たき火…かきねのかきねのまがりかど…あのうたを作曲した先生は小学校低学年のときの音楽の先生だったっけ。音楽といえば、今週はアバが40年ぶりに活動再開のニュース。誰かが「音楽は年取らない」って言っていたけどほんと! そんなうれしいニュースも今週はあり。穏やかな日差しのもと、祝日もあったし、少しずつ、いつもの「秋」を取り戻したかな? でも、日本人ってやっぱり慎重…患者さんとも話していたんだけど「逆にいま感染しちゃうと、目立っちゃうから、余計に気をつけなくっちゃって気になっちゃうわ…」ケラケラ笑いながらの会話。穏やかな日々だから診察室からも笑いがこぼれる。 そう、まさしく今の世間ってこんな感じなんじゃないかな? やれやれ、お疲れ様…でも、まだわかんないから、気をつけとかなくっちゃ…って。各国、感染者が減ったときの人々の対応ってお国柄があるなと感じるけど、私たちのこういう、ソロリソロリで、このままそーっと収めたいという慎重さを大事にウイズコロナを乗り越えたいものですね。国内はそうでも、海外からの水際対策も大切になってくるんでしょうね。海外はまだ多いとこも。そう考えると日本は運がいいとしか今のところ言いようはないけど…

そんな今週のクリニックはインフルエンザ予防接種のピーク。そうそう、今日帰りにストック勘定したら、まだ予約受けられそう。一時中止してるときに電話くださった方、このブログ見てるかな?あとは「おなかの風邪」。いわゆる腸炎の患者さんが多かったです。しかもほぼキーワードは「子供先行パターン」子供がこじらせた後、親がかかって来院、或いは保育園保母さんが来院。 結構熱もでて、上部の腹部症状はないけどやたら下痢、腹痛激しい…が多かったです。 こんな傾向をみていると、今年はなんだかノロウイルスが流行りそうな気もする… 

そして最近、「コロナも落ち着きだしたから前から気になってたことで相談…」お腹の張りやガスの相談…女性の相談が多いので、「何で生理前におなかが張りやすかったり、便秘やおならが出やすくなる?」を今日は話題にします。そう言えば最近男性が女性の生理を勉強する機会もあるみたいだし、ちょうどよい話題。  排卵してから生理が始まる前はプロゲステロン(黄体ホルモン)が増加してくる。この時期、受精卵を着床しやすくするために体の中に水分が貯留しやすなる。また、子宮の近くにある腸管も動きが鈍くなるように働く。なので体全体がむくみやすかったり、便秘にもなりがち。排出されにくい便のせいで悪玉菌が腸管で増加してガスも多くなる…時にはにおいもきつくなったり…。また生理前のこの時期は交感神経(よくでてきますよね、おなかの話には。) が活発になるせいで、より便秘に。また、交感神経が活発になると食欲が増える(生理前におなかすいたり、やたらに甘いもの食べたくなる人もいるでしょう?) 個人差はありますが 、食事バランスが崩れてより便秘やガスの発生を助長してしまうことも…。 交感神経のせいで生理前イライラする方もいらっしゃるでしょう? そのせいで少々過換気気味になれば、お腹にガスがたまりやすくなり…  皆が皆そうではないのですが、こうした、世代継承の為におこる女性の体の変化が、時には本人の苦痛につながるお腹の張りや便秘にガスという悩ましい代償を引き起こしかねない…ってことも生理の学習と共に性別を越えて知ってもよい情報なんじゃないかな?  女性のおなかは悩み多し…です。

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