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胃癌検診と今後の大腸内視鏡

[2021.09.05]

9月になった途端に10月中旬の寒さ。連続5日間は87年ぶりですって!アメリカのハリケーンもそうだけどホントに地球の昨今の気候変動は… もっと首を傾げたくなるのが日本の政治。そりゃニュースにせざるをえないから仕方ないけど、誰が次の首相になるとか、誰を推すだの、派閥がああだこうだ…いち有権者、かつ末端でコロナ、発熱患者に対応するいち開業医の立場でいえば、嘘を言わない(いつから国会議事堂は嘘をツイても許される場所になったんだろう…108回も!)、人に意見に耳を傾け、間違っていたらそれを認めることのできる人、官邸の言いなりじゃなくて霞ヶ関がもっと生き生き、迅速に仕事できる体制作りをができる人でなきゃトップの顔とは認められない。 コロナ株が変異を繰り返すなら、それに合わせて臨機応変に法案や規制も変異、変更すべきなのに従来のまま、国会自体も開かれず。お決まりの緊急事態や飲食業取締りばかりがコロナ対策ではないのに。 自殺者までだした森友問題に加計学園問題、桜を見る会、学術会議のメンバー外し、東北新社…真相も明らかにならなきゃ、信用できない政治になんてトップが変わったってついていかないよ… というのが私の考え。  

国民を向いてない派閥争いニュースにかきけされそうなコロナ問題…重症者数は予断許さない中、一時的か、都内感染者も減ってるけど、クリニックも最近はだいぶ落ち着きを取り戻してきた。一般外来に検診、ワクチン接種…。 そんな中、10月からいよいよ府中市の胃癌検診がはじまる。「やっとはじまる」 といった方がいいくらい。都内では既に健診に胃カメラを導入している市区が多数あり、府中市はむしろ遅い方。昨年中に開始予定で、医療機関ごと統一化を図るための勉強会、カンファレンス行う中、コロナ渦となり中止となってしまったのだ。 今後は6月スタートだが初年度の今年は10月から。 機会があるなら是非受けてほしいなあ… 声を大にして言いたい。コロナ渦、電車にのって遠くの医療機関でなく、ちかくでできる、それが市内健診のありがたいとこでもあるのだし… 私が内視鏡を愛して止まないから言ってるのではなく、こんなデーターがも公表されているから。 確か、昨年のどこかの日にちのblogにも呟いた覚えがあるが、私が休診日にバイトをしている健診センターでも、で控えや感染を危惧してか、胃カメラ検診がガクッと減った。「早期発見が遅れて手遅れケースがこ後、増えるのでは?」そんな思いもしていた。 確かそんなことをずいぶん前のblogに書いたはず。案の定、全国統計では昨年は年度末に盛り返しもあったが、健診受診者は3割の減少だったとのこと。結果、健診で発見されるような早期の胃癌(stage1)手術の件数は前年度の半数までとなってしまったとのこと。胃癌全体では3割減少。 癌対策推進協会の調べでも、自覚症状から発見されることの多い食道癌や膵臓癌手術件数の前年度比は余り変わらなかったが、検診で見つかる胃癌大腸がんの手術症例数は減、大腸は得に早期のstageの手術が減ったとのこと…。 また、昨年11月の大規模調査では治療が遅れたグループとそうではないグループ比較で4週遅れると、死亡リスクが0~8%上昇するとのこと(どういうデータ処理したのかは不明) こういうデーターにも示されているように早期発見はホントに大事。コロナも怖いかもしれないけど、癌で命を落とす人は毎年38万人…。  市の胃カメラ健診は2年ごとだから、対象の方は是非ご検討くださいね。

今のところ、わがクリニックは胃カメラだけで、大腸は、私が15年以上仕事をしている施設でクリニック休みの月曜日にやっている(ホームページ大腸内視鏡参照)。コロナ渦ではあっても、明日もうちのクリニックから2人検査予定。3年この方法でやっているが、結構ニーズがあることと、ちほクリニックで一緒に仕事をしているナースとの阿吽の呼吸もこの3年で十分できてきたことを踏まえて、市内の胃カメラ検診がルーチンワークとして馴染んできた段階で、うちのクリニックでもそのうち大腸内視鏡導入する予定。大腸はリスクが胃カメラより高いし、介助者との信頼関係の構築、患者さんのニーズ…様々考え、慎重に検討していたんだけど…よしやろう! 夢を実現しよう! 開業なければライフワークにしようと決めていた大腸内視鏡を自分のクリニックでもやろう!という目標に向かって日々精進するのみ。皆さんよろしくね。

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