今朝の通勤、駅からクリニックへの道中、霜が下りているのを発見。道理で、寒い冬の朝だったわけね。

私も最近はさすがに自転車通勤は封印し電車通勤。通りすがりの居酒屋やレストラン…窓越しに中を見ると結構若い人が、密にあいむかいで座ってるような光景も見える。さらには｢周りに死んだ人がいないし、100人に一人くらい陽性にならなけりゃ、あまりびっくりしないよ！｣なんて豪語しているお兄ちゃんを信号待ちの列で見かけたときは、なんか…結局おかみがどう動いてもダメなのかな？

表題にもあるように、昨今のコロナ感染者数増加に伴って、日々のクリニックの患者さんを診ていても、第三波は身近に感じざるを得ない。保健所からの依頼や、ネットでしらべて熱があるからの受診希望者…誘導する部屋を変えたり、時間を分けての診察。頑なに決めた方針を曲げないでやっていて良かった。こんな調子だから、第一線の先生方の疲労の比にはならないけど、小さな街のクリニックなりに、やはり今私は精一杯。発熱ばかりに気を取られることなく、万全の感染対策をほどこしながら、通常の診察もしなければ。検診データ－の精査や新規の投薬…永らく放置され、ようやく本人が通院する気になって調べたところ、病気がみつかったりしているのだから、｢コロナdelay｣で発見おくらせてはならないと感じている。せっかく覚悟決めて受診してくれている患者さんだってしっかりフォローしなきゃ。

これが正直なクリニックのここ数週間の事情。だからこんな時だからこそ、皆さんにも協力してもらわないと…今日はお願いとお詫びをこめて｢ご協力お願い｣のブログを。

予約制とする前ははなかったんだけど、診療時間前にいらして｢予約入ってない時間だろうから、薬だけだしてくれ｣とか、｢間違えて早く来ちゃったから診察して｣診療開始時間は決まっているから、開始前からいらしても対応できません。また別のケース、複数の患者さんが来院していたら入るなり｢あなたは何時の予約ですか？｣聞いたりしないで。１番が希望かもしれないけど、予約を管理しているのはこちらの仕事だから。クリニック内の空気の色が変わったよ。聞かれていた患者さんが神対応してくださったから良かったけど…あと、紹介状も、明日までに書いてとか、（昔はできたかも知れないけど）ご自身の都合で突発的な依頼をされても、クリニックは一人じゃなくて複数の患者さんを診ているから、特に今は手一杯で個人の希望にそえないこともあるから堪忍していただけないかしら。あと、こんな時だから、認知症で失禁する患者さんの介護の方、くれぐれもおむつはつけてきてください。｢うちの母は失禁しますから、この椅子も濡れてます｣それだけ言い残して帰られた付添の実娘…。実際は言われたとこだけでなく、院内床にも失禁していたようで、掃除機をその上からかけたものだから掃除機の吸引はびちょびちょ。こんな時だから、排泄物にはとかく気を使わねばならない。消毒や換気で昨日午後は消毒三昧…勿論、うちは消化器内科だから吐物など、特発的な仕方ないことへの心得はできているつもり。でも、失禁するとわかっているなら、予め対応してきてほしかった…前述の色々も重なり何だか心折れて昨日、掃除機洗いながら図らずも涙が出てしまった…疲れているのかな？

勿論、発熱患者さんを診ているときは、事後の消毒あるため、（事務やナースには対応させずに私一人で対応するから時間もかかる）その時間に受診希望あってもお断りせざるをえなかったり、逆に｢熱が出て入口まで来たから入れて診てくれ｣と言われても、通常の診察中はお断り。患者さんにも窮屈な思いをさせてしまって申し訳ないとは思います。

発熱対応するなんて、身の程知らず、小さなクリニックなんだからそこまでしなくても…との意見もあるかもしれないし、高齢の父も世田谷で同居しているから、無謀…と思われる方もいるかもしれない。

でも…有史に残る感染症の嵐のなか、たまたまこんな時、役に立つアクションおこせる免許持ち合わせているなら、有効活用しなきゃ…そして予期せず２年前に人目に触れないながらも、駅チカの実家で日曜診療なんて方針うちたててクリニックを構えたのも、何か見えない力がそうさせているのかもしれない…最前線でもっと過酷な使命を担っている先生もいるわけだし。せめてこれくらいは。

安全に気をつけながら｢ここまでならできる｣直感を信じて突き進む所存。

でも…休みなく働いて身体もメンタルもそろそろ疲労気味。青から黄色に変わりつつある自覚あり。実はお正月、こんなことなければ妹夫婦や御父と温泉行くとこでした…が、この有様ではキャンセル…そこまで頑張るぞって言い聞かせていたのになくなっちゃった。仕方ないけど。ドキドキしながらじゃ楽しめないしね。リフレッシュで日帰りで一人でふらっと出かけようかな？一人ならしゃべらないしね。御父は…妹殿、１日宜しく！