メニュー

連休前の緊急事態宣言

[2021.04.25]

やっぱり予想通り。感染者増での三回目の緊急事態宣言。連休前から始まり2回目よりも要請対象施設や店舗も増えるから、発令しないよりする方が妥当なんでしょうけど、効果はどうなんでしょうね?

気候も穏やかで日も延び日中の時間も長くなってきた中、1日じゅう、家に閉じこもって我慢! と言われても巣ごもりが得意な人はよいけど、そうじゃない人にとっては 何だかかえって不健康…都内の公園含めた施設を閉鎖しても、川や海、はたまた近隣県に人は流れるんじゃないかな? ロックダウン下の海外でも、大きな公園は開いていて、買い物以外にストレス解消のジョギング等は許されていたようだし、夜の公園飲みが問題なのならば、公園の照明を全部消して真っ暗にするなど、日中の解放は考えてほしかったな…というのが感想。連休中、都内の墓地や住宅展示場…とりあえず子供がはしりまれる意外な場所に人出ふえたりして…仏ちゃん達も天国で彼岸でもないのにどうした?とざわついたりして…自転車で通勤しながら思うこと。

せめて、感染者増えてもワクチン接種が動き出していれば、諸外国並言いたいところですが、ワクチンの医療従事者への接種もじんわり。急ピッチとはとても言いがたい。全体でもOECD加盟国中最下位の接種率。「大丈夫、大丈夫」と言われても実際に物が届かないと現場も動かないし、そこに色々思惑がからむと…何か頭に来るね…

でも…「ゆりこさんの語気が上がると、こんな小さなクリニックもざわつく…」 というのはコロナ渦での経験。 今回もそう。 そして変異株が増えているんだろうな…と前回の感染増の時とは違う温度感を感じます。まず、20、30台若い人の問い合わせが圧倒的多い。さらに経路が追えないケースが前より多い。家族内で2人感染者がでても、この二人、時間空間的共有がほとんどないふたりだし、片方が不特定多数と接さざるをえない勤務形態だったりすると、「何処からなののかな?」と結局感染経路不明となる。あと、少ない経験ですが、発熱ばかりに気を取られると、陽性見落とすことも。「症状でる2,3日前から症状出現直後くらいまでが他人への感染力が強い!」というのがこのウイルスで特徴的な振る舞い。無症状感染者からの、エアロゾルや飛沫からの感染も、マスクと密回避で予防できるから、今までの予防を日々粛々…

さて、連休中の予定ですが、こんな状況の連休なので都のほうも発熱外来を確保したい模様。私も自分の体力と相談してクリニック開けることにしました。詳細はホームページ確認して下さいね。今日の日曜診療もそうだけど、都の発熱センターやひまわり、ネットで調べた患者さんの需要はあるから。

最後にブライベートのちょっとホッとする話し。同居の御父が89になりました。認知症や持病もあるけど、何とか名札つけずに毎朝の散歩にダンス、カンツォーネに最近は私の歌のレッスンにも一緒に来て、個人レッスンまで。「わからない文様が沢山ある何だろう?どうしてよいかわからなくてかたまるよ」帰宅後の私に聞いてくる熱心さ。見れば「四分休符!何度も教えているのに…文様じゃなくて記号!固まるにも決まりがあるお休みのしるしだよ!」そんな調子だけど、始めてのことに臆せず挑戦するのはすごい。「おめでとう!頭も体も元気に目指せフィリップ殿下!」なんて、ご時世柄、直接会いには行きにくい家族もいる中、直接話せて、日々元気に暮らすことのありがたさが身に染みる昨今…そんな父をつれて、久しぶり、オペラ鑑賞に出かける機会もありました。先生の門下生の晴れ舞台でもあり。久しぶりにリフレッシュ!隣の御父へは子守唄だったみたいだけど。会場も半分入場、「bravo!」の掛け声中止、帰りも列ごと退出…どこも気をつけてますよね。

追記  今朝、鳥のさえずりとともに、御父、ルーチンの散歩へ。ルートの都立公園、開いていてたそうです。ニコニコ顔で帰宅。よかった!「歩くのを億劫がって出なくなったら要注意。だから今はまだ、そこまで心配しなくても…」つい先日の物忘れ外来で、「ぼけが進んでる…」との心配を払拭していただいたばかり。貴重な日常、緊急事態宣言でなくならないでよかった!

 

 

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME