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開業決めるまでの裏ばなし ~その5~

[2018.03.06]
開業に向けて漕ぎ出したからにはあまりぐずぐずしてられない。できれば父にも完成形をみせたい。ところがここで大問題勃発!我が家は「第一種低層住居専用地域」だったのだ。建ぺい、容積率に制限ある場所。内科なら最低限18坪は必要というのは以前セミナーで聞いたことがあったが我が家の敷地で可能だろうか?
案じていたが建築士さんからは「なんとかギリギリ建築可能」と。「ほっ」胸を撫で下ろす。でも…ってことは…父は府中に住めなくなる。死ぬまでここに…の希望は?
「がっかりするだろうな…」
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そーっと打ち明けてみる。「ここはクリニックだけで住む場所確保できないの…。だから…。」「僕はあんたのとこに行く覚悟でおるよ!」府中の石?の意志は案外もろかった。不測の状況、時期は未定…の同居のつもりだったがそうもいってられず今がその時となってしまった…。
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建築の段階から私が主動する経験は初めて。マンション購入とは全然違う。契約どう進んでいくのかもわからない。私の場合、建築にかかる費用の上限ありの計画。越えれば即開業諦めと決めていた。なので「大丈夫、できそう…」の建築側からの一声が一刻も早く必要だった。安心材料がないなかでの契約はできなかった。「うやむやで進めてしまうと、何だかんだで後になり予算が膨れ上がり、ゼロの数も多いしわからなくなってくるからはじめが肝心…」家を建てた経験のある知人からの親身なアドバイスもあった。なので優秀な建築士さんであっても概算に不安が残る限り私は契約することができずお断りしたりと、案外ここで時間を費やしてしまった。 クリニック設計経験豊富な建築士を多く知るわけでもなく途方にくれた。「誰か明朗会計で、この予算でやってくれないかな~」
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心理的には結構ストレスだったこの時期、将来忘れぬようにと書き出すと長くなってしまった。残りは次回にしよう。そして、先週末、ひな祭りの日に撮影した実家をあげておこう。土台作りの最中。
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