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開業決めるまでの裏ばなし ~その6~

[2018.03.12]
建築士さん選びで半年足踏み状態。こうなったら最後の砦にお願い?「建築士さんは近親者はなるべくやめた方がよい。遠慮してしまい、希望を伝えにくくなるから!」開業セミナーでのアドバイスが頭にあり、ずっと相談ためらっていた友人が1人いた。ご主人と二人で設計事務所をかまえている高校時代の同級生。
三年間一度も同じクラスになったことも、選択科目で一緒になったこともなかったけれど、私は親近感もっていて、同期会などで話したりしていた。しかし近親者ジンクスを恐れて高校時代の良き友人にビジネス話をもちかけて何かあったら…と相談をためらっていたのだ。しかし「もう彼女しかいない!」連絡先は?…保存下手な私のスマホに登録が残っていた…奇跡的に。
許可を得ているので名前出すと「吉江ちゃん」今は苗字かわり白崎治代さん。
 
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はたして、連絡したその日に返信あり。ご無沙汰の中、ここまでのいきさつを話した。治代さんは「うちはまず『お試しプラン』というのをやっている。お客様の予算や希望を聞いて、可能なら簡単な図面を引いて、ボール紙で立体図を作りイメージ作ってもらうの。この時点でうちでよいとなればそこで契約という流れよ」と。
何て明確!わたしは是非お願いしたいと思った。しかし当の治代さんは「私は住居専門だから…クリニックはやったことないの。主人はテナントの歯科をやったことあるみたいだけど…」
はじめて取りかかる仕事の依頼に対してとても慎重なようだった。しかし、私にとって彼女の「住居専門」のフレーズは、むしろ渡りに船。「プレハブでもいいから診療さえできれば…」なんて思いつつも実は、我が家のような温もりのある空間…をクリニックに持たせたかった。そもそも実家があったところ。ご近所さんが回覧板届けに来たみたいな、そんな感覚の延長で足を運んでほしい。私なりの期待するイメージはあったのだ。
慎重な友人は「主人と相談してみる」
建築士さんとの話の進め方の相談と、この話を請け負うかは、また別問題のようだった。
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ちょうどこの頃、昨年6月頃、保険医協会にお願いして、ある開業支援会社スタッフの一人を紹介していただいていた。医療機器、電子カルテ…スタッフの手配は?計画の進め方を書いた本も山ほどあるが適切な時期に適切なアドバイスをしてくれる人が私には必要だった。沢山会社があるなかで、お墨付きがあったほうが安心と考えたので保険医協会に相談したのだ。初めてお会いする担当者さんには、「建築士さんもまだ決まらない」さらに「建築費次第で開業もなくなることもあるケースでの契約はどうなんでしょう?」一番気になること伝えたところ「うちは成功報酬で、開業にまで至ったらいただきます」さらに「建築士さんには僕が必要なことをアドバイスします」建築に際して必要なこともサポートを引き受けてくれると。助っ人現れたり!
 
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治代さんの方も、家の解体からクリニックができるまで、予算で可能かどうかも試算してくれていた。素人じゃわからないような測量や細々したことの費用まで踏み込んで…私の心配を少しでも払拭するかのように、現実に即してわかる範囲で費用を試算してくれていたのだ!
そして新たな助っ人出現もあり、ご主人と相談の上「やってみましょう!」と言ってくれた!やったぁ~「依頼人が満足いく建物にするのが一番大切なこと」久しぶりの連絡以来、ずっとそう言っていた友が図面書いてくれることに私の近親者ジンクスは既に吹っ飛んでいた。
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ついつい長くなり今回のブログはここまで。先週末、夕方の現場。土台が出来上がったみたい。写真をアップ。
ご近所さんに「随分しっかり仕上がってますね」って誉められた。なんか、嬉しい…
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