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雑感 コロナ第七波 愚痴…かな?

[2022.07.31]

今日は第5週の日曜日。クリニックは第5日曜は休みにしている。まさに暦が私に味方してくれた… 限界に達するほど疲れていたから。体力もメンタルも。検診のデータ処理や、コロナがらみの届け出、健康観察入力で毎日帰宅は23時過ぎ。昼休み返上で発熱患者さん診察して休憩なし。 夕食も明日に時計は廻った時間。患者さんに偉そうに食事指導なんてできたものではない…。持ち前の体力でなんとか乗りきってはいるけど、いつまで続くか… 今回の波は先も見えないし、新たな変異株も控えているとの情報が…   何より今週は心折れることが相次いだ。このblogは私の日記帳。第七波で何を思ったかは書きとめておきたいし、私の同業者の友人も読んでくれているみたいだから、もしかして私が声をあげることで「皆ぎりぎりなんだ…」って何か共感、感じるものがあるかもしれないから思いっきりつぶやきます…。

この一週間は朝から電話が鳴りっぱなし。着歴見ると朝6時くらいから住んでもいないクリニックに電話がかかってきている。既に予約が入っている検診や通常外来、検査を優先して、それが終わってからの発熱外来。1日に診察できる人数も日によって変わる。こうして一般の患者さん迷惑かけず、ゾーニングも徹底して診察することができる人数は1日大体5~6人。休日は頑張ってもう少し多くは診ているけど。 朝9時からの電話はすぐにいっぱいに。  受付は本当に頑張って対応してくれているが、枠はすぐに埋まってしまうから後はお断り。うちは症状が重そうな人を診ているから陽性率は100%。 今回はマスコミの影響もあるのか、ちょっと喉が痛いから検査だけ…  みたいな若い方からの問い合わせがあまりに多いから受付も「うちは症状が強い方や高齢者を診てますから」と丁寧に断るのも本当大変と思う。   発熱の電話に混じって常連の患者さんからの電話もつながりにくくなってしまっている…。これじゃ、コロナの波が去った後に、常連さんが来なくなってしまう…  鳴り止まぬ電話のさなかに来られている患者さん達は「ホントにここもテレビで見るみたいに大変なのね」ってびっくりしているようだ。こうやって来てくださっている患者さんはあらかじめ、次の予約もとって行ってくれるからまだいい。 問題なのは思いついたように「薬がないから今日診てくれ」みたいな患者さん。 何時もならなんとかできることもいまはそうはいかない。ぎりぎり一杯だから。すると「時間外に診ろ」「じゃ、他の病院に行っていいんだね」と罵倒して来る。 薬がなくなるのだって少し前から気がついているはずだし、何が何でも今日! みたいにねじ込もうとする患者さんは申し訳ないけど、さよならもやむを得ない…。かとおもえば、受付がてんやわんやだから私が電話に出た。発熱の患者さんからの問い合わせがあまりに多いから、初めに「発熱は今日は一杯です」といえば「落ち着こうよ。発熱の電話じゃないって。猿とうのワクチン打ってくれ!」ですって。「先生のblogに打てるって書いてるから」ですって。良く読んでよ…私のblogにはそんなこと一つも書いてないのに。電話口が私とわかれば延々と説明を求める…このくそ忙しいのに、私が電話に出れば、医者を捕まえたと思ってこちらの多忙さおかまいななしに喋り続ける患者さん… 。落ち着くのはどっちよ?日本語くらい、ちゃんと読んでよ! また別の患者さん…内視鏡やって数時間しても喉の違和感がとれなかったらと電話してきて「先生はコロナ患者さん診察した後に僕の内視鏡やったんじゃないか」 ですって! うちはコロナ始まって以来、一回もクラスターだしたことないし、狭いクリニックで最大限ゾーニング図ってやっている。その日も昼休みに発熱患者さんをまとめて診察した日。 正直、心外な発言…悲しく、侮辱された気分だった。反射が激しいから私も気を遣ってやったのにな…そもそも潜伏期間から考えて、内視鏡やって数時間して喉が痛いのがコロナ感染だったとしたら、その2日前くらいの行動歴を洗わなきゃいけないのに…  時間を間違えてきた老人の患者さんは入ってくるなり薬の袋を診察机において「先生、数合わせて足りない分だけ処方して!」だって。なんで私がやらなきゃいけないの? 家族に頼んだっていいのに。外にはその日も発熱患者さんが控えている。夕方になって現れる患者さん…。

オミクロンになって、重症になることは少ないのに、検査だけを求める患者さんに悩殺され、一般患者さんからも文句や不満をぶつけられ、ホントいっぱいいっぱい… ワクチン接種にしても、予約が殺到。「そこしか空いてないの?」なんて文句。だったら集団接種に行けばいいのに… 診察終了時間を延長してやってるワクチン接種なのに。私に どれだけ働けと言うのだろう…。どれもこれもコロナさえなければ、経験することがなかったであろう人間の身勝手さや嫌らしさをまざまざ日々感じざるを得ない。  この8月を終えると私は開業して4年を終えたことになる。半分以上はウイズコロナだった。本来開業して10年くらいかけて、いわゆる「地域の医療機関」として、学んだり経験する人間学を、勤務医としてのノウハウしかない中、コロナの波と共にあらゆるタイプの人間の波も押し寄せたのではないだろうか…

8月3日からコロナの自己申告ができるようになるらしい…大丈夫だろうか…  私は知っている。保険金や療養金目当てにコロナになりたい! っていう人間もいたということ。抗原検査で陽性の自己申告っていったって、本当に本人のものかどうか…  保険会社給付の仕組み見直しておかないと混乱するんじゃないかな…。  

「先生、身体気をつけて」 たまにはそんな優しいかけ声…かとおもいきや、「じゃないと私が困るから」 「…」 苦笑。  なんか人間って…  胃カメラや大腸検査もおかげさまで盛況だし、とりあえずアフターコロナは、こんなクリニックでもホントに大事に思ってくださる患者さんだけ診ていけばいいのかしら… 私のクリニックだもの。無理することないのかな?

 

 

 

 

 

 

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