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高齢者からのワクチンの質問

[2021.05.16]

先週「紫陽花が咲き出した…」と1か月早い暦のめぐりに驚いていたら、天気予報ははやくも梅雨入りの話題まで…「自転車通勤にはこたえる季節到来かあ」なんて思っていたら案の定、今日は夕方、一時間半の道中、ずっと霧雨と一緒でした。

日曜日は周りの医療機関がお休みなのと、発熱センター経由で、最近は半分以上初診の患者さん。本日も腹痛、ヘルペス、風邪に発熱…様々な、でもやっぱり今日診察するのがベターな患者さん達でした。「今日は午後は自分時間」なんて決めていたのですが結局帰宅は夕方、しかも霧雨の伴走…  でも、こうして診察しながら「前よりフットワーク軽く動ける気がする」と感じる。多分ワクチン接種、無事終えたからかな? 結局案の定…自分のワクチンは自分で探して協力者にやってもらい、何とか終えました。そのせいか、油断は禁物ながらも、少し安心して患者さんに接している感じがする。今までは「コロナ与えても、もらっても大変」という気持ちがたえずあったけど…ある意味これもワクチン効果?でも、私は結局、何の副反応もなかったパターン。ちょっと打ったところが赤くはれて、むしろ痒かった。発熱無し(若くないから?)片頭痛持ちだから、頭痛の心配もあったけど、それもなし。「倦怠感?」それもなかったです。だいたい、仕事してるから疲れているのはいつものことだから、それが副反応かどうかと聞かれてもわからないといった感じ。打つ前は少しどきどきしますが、やはり、副反応を差っ引いても得られる効果は高いから打ったほうがよいのではないかと思います。これだけ何もないと、逆にちゃんと効果を発揮するのかしらとも思ってしまいますが。

で、そのワクチン接種について、患者さんの問い合わせで多い2点を以下にお答えします。まず「お友達はかかりつけ医にやってもらっているのに、何故先生にはやってもらえないの?先生やるつもりって言ってたですよね?」 っていう類の質問。私も協力したいと考え、以前市から回ってきたアンケートにも、その旨答えたのに、何の話しの進展もないので市の担当に直接聞いてみました。結果、まず市町村毎に対応は異なります。因みに府中市は、今回のファイザーのワクチンは取り扱いが難しいのと、ご存じのとおり、一本で六人分。なので普段沢山の検診や高齢者予防接種を請け負っている医療機関に市も依頼したとのことでした。うちなんかは、1日に20人くらいしかできないけど、医療機関によってはその倍以上できる。うちみたいなちいさなクリニックにお願いして、あちこちから、一人分余ったみたいのが多発すると、市全体としては1日に何人分ものロスになることも想定されるからとのことで、今回は大勢をこなせる医療機関、それも市内になるべく均一に分散し依頼したそうです。うちみたいな施設は、今後取り扱いやすいワクチンになったらお願いするかもとのこと。これは府中市の対応方法だから、近隣の市、国分寺や国立にも接していますが、そちらはそちらでまた、別の考えでクリニックに依頼しているのでしょう。だから、今回は、協力したくても仕方ないねといったところです…。「かかったことないけど、主人のかかりつけが、奥さんもご一緒にと誘っているんだけどどうしましょう」という相談もありましたが、とにかく機会をのがすことはないから、私に遠慮せず打ってもらってくださいね。あと、もう一つの質問。「コロナ罹患の重篤化リスク=高血圧、糖尿病、肥満等」は、コロナワクチンを打っていけないことはないです!また、副反応がつくでるということもないから安心してくださいね。実際にコロナになってしまった時の重篤化のリスクファクターが混同してワクチン接種のためらいに通じているような質問を何人かからうけたので。

やっと動き出したワクチン接種、いろいろなことに「なんで?」と戸惑いや憤りを覚えるのは矛先違えど皆同じ。こんな時、体制や仕組みの理由が知らされていれば、少しは不安の解消になるかな?と考え、市に私が聞いた話しを今日はお知らせしました。 例のニュースになってた、あちこちの市長が先に打った件だって、予め「僕が倒れたら市政が動かなくなるから先にやります」って初めから公表していれば、もう少し違ったのでは?「オラが村の大将に何かあっては大変だ!どうか先にやってくださいまし」となるよ。文句がでるのは、元々別件でいろいろあったから、こんな時にやりだまにあがってしまったのでは?全くの私見ですが…。うやむやなまま、変な力が働いて、スムーズにいくはずのことが、これ以上遅れて「日本は後進国」とがっかりしないですむことを願うのみ…

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