いったいどうなってるの?保健所の対応&梅干しの話
先週の雷と夕立はホントに凄かったですね。
私の場合、自転車で片道1時間40分くらい。道中長いものだから、いたずら雨雲の縄に引っかかかるか逃げ勝ちかは時の運。降られれば「ちょっと濡れた」なんてかわいいものではなく、一度降られりゃ、川で溺れかけたドザエモン状態。先週も懲りずに、道中半ばで当たってしまい…自転車乗り捨てそのまま電車に乗れば、コロナも真っ青、雨で濡れたマスクをして電車に乗ればきっと奇異の眼差しはさけらまい。ずぶ濡れも限度超えればもう「どうにでもなれ」という感じ。とうとう雷と大きな雨粒のなか帰宅…これもコロナの夏の思い出ね。
お盆時期のクリニック…普段不定休となってしまっているので先週も地味に開業してました。今や「ちょっと熱でりゃコロナかな?」そう考える方が多いのか、電話での熱の相談が多かった気がします。保健所に電話したら「内科で診てもらえと言われた」と。あげくのはてには「ちほ内科で診てもらえると保健所にから紹介された」と言って電話をかけて来る患者さんも。私は保健所から委託された覚えはいっさいない。3月くらいに医師会から「医師本人が透析うけていたり癌で抗がん剤治療を受けているのでなければ発熱患者さんの診察拒否はしないように」と医師会会員全員へのファックスが来た。だから真摯に、入るもの拒まず、疑わしいときは感染症対策を講じて動じることなく普段通りに診察してきた。ところが、世間では「うちは発熱外来やってない」「ベッドがない」挙げ句の果ては「こんなとこ来ないで家で寝てろ」とまで言われて、数件目でうちにたどり着くというパターンも。寝てろと言った診療所は某市町村の夜間診療所。保健所と夜間診療所の連携はどうなってるのか?夜間診療所との連携ないから保健所はこちらの承諾もなく、指定してうちの名前を語るのだろうか?こんな小さなできたばかりのクリニックなんて、どうなってもよいと思ってるのか? 実際はよくよく症状聞けば発熱に下痢嘔吐、恐る恐る調べれば溶連菌感染、心因性や生理周期…普通に診察すればよいだけなのに… 一生懸命感染対策講じて診察しても、風評被害…目減りした患者さんの帳尻合わせでバイトする生活にも、最近疲れを感じています。なんかへん!国の体制どうなってるんですか?…だいたい、今や収集つかなくなったのか、出てくるべき御人達は大した発声もない。とにかく、保健所はどういうつもりで、発熱外来をうたってるわけでもない、小さな、いち、クリニックを許可なく名指しで指定するのか…患者さんを診察するのが嫌で言っているのではありません。それならそれで、きちんと私に一言あって然るべき!なんかへんだよ。やりきれない気持ちを押し殺してそんなストレスを自転車漕ぎで発散し、大粒雨に打たれて、沸騰しかけた頭を冷やすのも限度あり。黙ってないで、明日保健所に聞いてみることにします。
さて医学的なアドバイスも。熱中症対策。何か書かなきゃなあ…と見回せば、またまたうちの御爺からヒントを得ました。朝4時に起きて日課の散歩。「無理しないで」と半分でよいと言ってるのに判で押したように10000歩いてくる。その御爺、宮崎の姉さんお手製の梅干しを最近食べ出した。思いついたように。長生きする人は「御身大切」な何かを自然発生的に始めることがある。これは外来の御長老患者さんを診察していて感じることでもある。
そこで「夏バテ予防に梅干し」調べると、なるほど。梅自体にはミネラルやビタミンはないものの梅干しになると、疲労により体内に蓄積する乳酸の蓄積を押さえ、体外に排出させる働きのクエン酸が増える。レモンの五倍もあるそうな。また、クエン酸はカルシウムの吸収も助ける働きがあるから小魚や牛乳のカルシウムも吸収されやすくなるとのこと。また、梅干しには日の丸弁当しかり、殺菌効果もあるから、夏の食中毒予防にもなります。あと、女性にはうれしい話も。「梅リブナン」は活性酸素の働きを抑え、シミやシワの予防効果も。
ただ取りすぎると塩分とりすぎになるから注意してね。あと、「ハチミツ梅干し」みたいのは食べすぎると糖分とりすぎちゃうからね。低塩梅干し 1日二個くらいがよいと思います。
因みに御爺は「梅干し食べ出したらますます調子よいよ~」ですって!