メニュー

人生100年時代を見据えて

[2025.05.25]

今週は先週から引き続き…

先週のblogに登場の90歳台の方々をはじめ、クリニックに来ているご高齢の患者さんの愁訴をきいたり治療にあたっていると、「元気に長生き」を可能にするようそは「喋る、食べる口」と「筋力低下の予防」が鍵のような気がする。「口」については、かつてからの標語「80歳超えても自分のは歯を20本」「虫歯や歯周病を放置しない」を目指すことで、「噛める」。このことで食べる意欲、それが味覚、視覚の刺激にもつながり認知症予防にもなるだろう。 筋力低下の予防…、これは100年時代を見据えるならば私達も意識しなければならない事項。というのもNILS-LSA縦断調査では、40歳以上の男女の食事調査から年齢別にエネルギー摂取量を計算しているが、高齢者ほどエネルギー摂取量は低下し、集団として見た場合、加齢とともに体重も低下傾向となっていた。加齢とともに食事摂取量が減って低栄養のリスクが高まるということ。 書きながら何となく違和感を感じる…そして(特に健診シーズン)、相手の世代ごとに、食べすぎないで! もっとしっかり食べて!自分の行っている内容が180度違うのに矛盾を感じていた。 食べすぎないで! は、高血圧、糖尿、脂質異常症などから、脳硬塞、心筋梗塞とむかうそのリスクをへらすため。 エネルギー制限、塩分制限。でもその後は体重減少や低栄養から筋力低下、しいては歩行困難におちいらないためにしっかり食べて!となるわけだ。 

人生100年時代となり、生活の帯が長くなってきた現在、生活習慣病予防から筋力低下などのフレイル予防にギアチェンジしていかなければならない。生活習慣病予防とフレイル予防の両方が被る年代は65歳~75歳くらい。この時期にエネルギー制限から必要なエネルギー摂取へのへんかんがひつようになる。この時ポイントになる栄養素はタンパク質。ビタミンDにカルシウム。 やはり筋肉のもと、骨に関わる栄養素だ。  参考となる医学雑誌など調べながら書いているけど、これら栄養素、既に今の私の世代から積極的にとりたいもののようなきがする。 走ったり体を動かしていると、以前より関節のきしみを感じること多かったり、悲しいかな、髪のや爪の質も年齢とともに悪区なった気がするもの…

さて、今週末、土曜日、日曜日はお休みします。連休中の土日開院の振替休診です。

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME