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大腸がん啓発月にちなんでその2

[2025.03.23]

「今週は雪が降った日もあったよね?」昨日今日の暖かさで、思わず、同じ土地に居住している感覚がなくなってしまうような目まぐるしい気候の変化に来院の患者さんの何人かは同じこと言って入ってくる。でも、みんななんだかニコニコして見える。この時期特有の。桜開花を待つこの一瞬の時。なんか楽しみで浮足立ってしまう…きっと日本人のDNAに組み込まれているのではないかしら? 花粉症の人には辛い季節だけど、でもなんだかウキウキ。

さて、先週から引き続いて、大腸検診啓発月にちなんで、大腸の話を。今日は昨年1年で当院で内視鏡検査の話題と、後半は私の腸活の話。。クリニックでの検査考察はまだ完全ではないけど、うけようかどうしようか迷っている人には、小さなクリニックに訪れた患者さんでこんな具合なんだと、ちょっとした参考になるかな? ザックリとデータで細かい検討はまだしてないけど昨年の当院での検査数は142件。自覚症状、便鮮血陽性者、フォローアップ目的、背景をきちんと洗い出さなければいけないけど、大腸がんは4例。受診者は50代、60代をピークに80歳代でも元気で前処置ができれば受診されている。因みに昨年は6人実施してます。全検査例の43%でポリープ切除、組織検査をしている症例も合わせると61.3%。検査を受ければ少なくとも2人にひとりは何かしらの異常があるということになる。「粘膜に炎症があるから…」で生検することもあり、多くは治療を要するものではない、非特異炎症だったりすることも多いので、全てが病気とつながるわけではないけど、この実情を踏まえて、検査一度はうけてみてはいかがでしょう? 一度検査してなにもなければ次回は4~5年後でよいし、もしポリープなど見つかれば次回は2~3年後というようにコンスタントに検査をしてくれれば、大腸がんで命を落とすことはないのでは? こういった大腸に対しての健康保障的な意味合いで一度は是非…。

次の話は腸にちなんで、N=1 の臨床データを。というか、最近私自身が実践して良かった話をここで。「意見には個人差があります…」時々テレビのでも流れるこの文句をここでも流用させていただきます。  私のblogを読んでいる人は、もしかして薄々感じているかもしれないけど、私の食生活はおおよそ人には自慢できない。残務終えて家に帰れば11時は廻る。クリニックでも昼抜きだから残務しながら何かしら食べているけど、帰宅でチャリかランならそこそこ空腹に。さて…たいてい野菜たっぷりスープにタンパク質、アルコールも時に。 ところが、昨年夏、検診シーズンで帰宅時間もさらに遅く、いくらレンチンでも野菜を煮るにも時間がかかる…。で、たまたま冷蔵庫にあったキノコ(結構な量)、味付けも面倒だからそばつゆにチューブニンニクだけで即席惣菜完成。 たまたま使っためんつゆが良かったのか、これが結構イケる。何よりチンする時間がみじかく時短になる。 多忙な夏の暑い時期、しかもキノコには味変可能。かけるスープの素、ドレッシング、なんでも。もともとキノコ好きの私は、ただただ時短がゆえにはまった。と…一ヶ月もしないうちにやたら便通が良い。 元々悪くはなかったけど、更に。言うなれば絵に書いたような排便状態。 おそらく、キノコ類が消化吸収されて発生する物質が、私の腸内細菌君達のよいえさととなっているのかも。 排便が良いとなれば、きっと腸内細菌君達は短鎖脂肪酸もふんだんに作りだし、私のかカラダの隅々までヨキコトを働きかけているに違いない(と、私は勝手に思ってます) このシーズン、あれだけインフルエンザ感染患者さんと対峙してもびくともしなかったのは、この時短がゆえにはまったキノコレシピの継続のおかげかも… 8月からかれこれ半年以上続けて結構これが体調維持に繋がっているような気がしたので、公開してみました。私的なblogですもの…。私と同じような腸内細菌保持者には一定の効果あるかも。 腸内細菌に興味持ち、時代の最先端のwebセミナーを聞いていると、自分のお腹のなかに普通に存在する腸内細菌君達がなんだかペットのように思えて来てしまう。アハハ。なるべくヨキに活発に活動してもらいたい。 しかーし、食べてすぐ寝るこの生活、とても逆流性食道炎の人への生活注意事項なんて、語れない…。自ら悪い生活を行わざるを得ない私は、「寝しなに食べてすぐ横になるとね、明け方近くにウーって込み上げて目が覚めることあるから、なるべく寝る前2時間はなにも食べないほうがいいの。でも私はそれをやってないから経験を語っているのよ」って開き直ってます。   クリニックは来週5週目日曜は休診です。blogも新年度からにしようかな。

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