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やはりホントかも。第10波

[2024.01.28]

あっという間に1月も終わりに近づいて。寒中の寒さが身に堪えますが、陽射しの強さに春の兆しを感じ、ほら、梅が咲きだしてますね!桜のように「よーし今年も咲かせるぞ!」って言うのと違い、梅ってホントに繊細でひっそり佇むようなところが好き。夜道を自転車走らせていると、冷たい空気にふわっとうっすら匂いを感じ、振り向けば月明かりや家の外灯に浮かび上がる小さな花たち。あっ、ここにも春の兆しと、うれしくなります‥ でも、これに合わせて花粉症も‥。やはり、例年より二週間くらい前倒しで皆さん薬とりに来ている感じ。 

さて、この寒中に即して、たまには健康管理の話を。 

と、ここで今日のblogの種明かし。 実は上段まで、昨日の深夜に書いておいた。明日も「開いてて良かった、(日)外来」で、淡々と終わるだろうと想定し、あとは、用意したネタを明日、書き足せば良いと準備。 ところが、今日の(日)は、想定外のことが起きてしまい、急遽内容変更。大切な情報にもなりうるかもしれないから。

というのも、最近の(日)外来、朝から発熱受診希望の電話がなり続くのは、いつものこと。ただ、殺到はしても順次つながるから、昔ほどのてんやわんやではない。で、先週も書いたように発熱内訳はインフル大多数に続く胃腸炎、コロナはわずかだった。  が、今日は180度変わったのだ。突然に。電話も昨今より多く鳴った。で、診察した9割はコロナ陽性。 本人も「インフルかと思った~」なんて言う人も多い。  最近「第10波?」なんて声もちらほら聞くけど、明らかに年明けはおろか、この数ヶ月経験していなかったコロナ陽性者急増に、私のみならず対応したスタッフみな、びっくり!敢えてこの情報をblogに出したのは、(私の取り越し苦労なら幸いだか)、かつて、発熱外来をやっていて、「こんなちっぽけなクリニックなのに、クリニックで起きたことがまるでミニチュアのように、都やさらには全国で起きている状況とリンクしている」という事実を目の当たりにしているから。どの波の時もだいたいそう‥「なんか、コロナ陽性増えてきたかな?」なんて感じるや否や「第○波到来」となるのだ。  加えて厄介なのは、今は5類だから、そこまで大きくニュースになるかどうかだし、統計も以前よりとりにくい。2月は受験シーズン、さらには、日本には災害に苦しむ地域もある‥ 先週の(日)外来までとはうってかわり、しかもこの急変は今まで経験していなかったから、取り越し苦労と願いながらも今日のblogの内容と変更させていただきました。  幸いにも、いらしたコロナ陽性者は、インフルと見分けつかないくらい、熱や上気道炎症状で、重篤な患者さんはいなかったけど。   相変わらずひつこいウイルス‥。ワクチン接種も今年度は3月までだから、接種券手元にある人は再検討してもよいかもしれませんね。 あとは、インフルと同じ、ひたすら手荒うがい、室内換気、今一度基本的な注意しかないけど。

せっかく用意した、健康管理ネタも少しだけ加えます。時期的にも大事だから。

 今の時期、昨年度の健康診断で要医療機関受診となったことで来院される方がけっこういらっしゃる。消化器系のみならず、脂質や高血圧なども。いわゆるメタボ疾患異常で来院される方の結果を見てみると、「異常」とまではいかないからご本人もあまり気にしていない項目がある。赤血球数。「貧血」については気にされる方も多いけど、むしろその逆。多血症の方。男性はヘモグロビン値16.5以上、女性は16.0以上と上限があります。一般の注目度からは多血についてはうすいようで、検診結果を持参されてもあまり気にしていない人が多い。詳細は来週に少し掘り下げますが、いいわゆる二次性多血症の人はメタボ体質で血圧が高い人もいらっしゃる。 この時期冬は一般的にうちで診察している患者さんでも4割くらいは夏より血圧は高めになります。寒さで血管は収縮するし冬場は塩っからいものとりがちだから… おまけに寒かったりトイレ近くなるから…とのことで水分も夏ほど積極的にはとらないひとも。こう言った条件が重なると血管内の血液が濃くなって、脳や心臓に梗塞を起こしやすくなってしまう…たまたまメタボで引っ掛かってデーター持参する人に2次性多血の人がなんにんかいたので、ちょっと気になり注意を呼びかけつつ、ここにものっけてみました。

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