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コロナ感染危惧される時期のインフルエンザ予防接種

[2020.09.27]

「暑さ寒さも彼岸まで」とは言え、寒さとどんより曇り空、気が滅入りますね。

そんな中、「go toなんちゃら~」がもうすぐ始まるようで、恐る恐るながらも、すこし前を向いた話も。ちょっとずつ形が変わる「生活の型枠」に伸びのよいパン生地のように、各人がそれぞれ予防と工夫のバランスでシフトさせて、季節を感じながらの生活もよいのかもしれませんね。寒い冬の前に過ごしやすい陽気を楽しみたいですよね。でも、昨日、電車で乗り合わせた隣の席のご婦人会話。うたた寝しながらも、私の耳には「富山の〇〇沢のテント、こんなにたくさんは見たことない!って山の管理の人が言ってたわ~」「一度雷鳥見に行きたいんだけど」と相方。「でも来月も宿は満室だって!」恐らく富山のアルペンルート当たりの話? ここ以外にも、先日の連休は、観光地も「昨年の同時期」より混雑した話とかを聞くと、やはり感染者増加も想定されます。ヨーロッパでもイギリスとか増加傾向みたいだし…

さて、今年も10月1日からインフルエンザ予防接種がはじまります。今年は65歳以上の方や障害手帳をお持ちの方は無料と、国が政策を打ち出しています。早めに打ってくださいとは促してはいるけど、実際、注射して抗体ができるまでに二週間くらい、効果の持続が五ヶ月くらいと言われているので、私たちは例年11月初旬に打っています。コロナのワクチンや治療薬がないから、せめて同時期に流行する、ワクチンを多くの人に打ってほしいという政策は私も賛同。また、データでは65歳以上の方でインフルエンザ罹患者で、もし予防接種しておけばかからずに済んだという人は34~55%(かなり幅ある数値ですが)また、予防接種しないで亡くなった方の82%は受けていれば死なずに済んだとか。この数字には驚きですが、インフルエンザを機に持病悪化とか、その後の肺炎併発なども含まれているから直接死因かわからないまでも、このご時世、やはり受けておいた方がよいでしょうね。さらには、今年春先はインフルエンザの流行が抑えられていた中でのコロナ流行だったから、今シーズン冬にいたっては、専門家の先生にさえ、予測は無理。例の「go to~」なんかもあるから、できる予防の一貫として受けておきましょう  と、優等生のコメント。

でもね、そこで困るのが患者さんのこんな質問。「前に何回か打ったけど、その年は必ずインフルエンザになってしまうからどうしようか迷ってる」「今まで注射しなくても毎年インフルエンザかからないから、あえてやりたくないんだけど…」「いつも注射し調子わるくなるからやりたくない。最近は打ってないし」 という少数ながらも、どこにも答が書いていない質問。お答えに困ってしまいます…。2番や3番目の質問については、「最近の冬、その方針でやり過ごせているなら、無理しなくてもよいのでは?インフルエンザ予防接種でコロナ予防はできないし。今年は例年より国民挙げてマスク体制だからインフルエンザ流行自体も今は例年より感染者少ないみたいだし。12月とかシーズンにとんでもなくはやる兆しが出てから考えても二週間のタイムラグはあるけど遅くはないかも」とお答えし、1番目の1番困る質問には「予防接種したことで気が緩んで油断してしまうとか…」なんて、見てきたような心理作戦で交わすか、ないしは上記Evidenceをお話しして、あとは自己判断にお任せしてます。注射後2、3日のインフルエンザ症状は副反応にも記載があるけれど、シーズン通して注射した年に必ずなる!と言われて調べたけど、明確な因果関係は書いていませんでした…

まあ、インフルエンザで例年日本で5000人、2019年の1月には1日に58人インフルエンザで亡くなったと統計数字がある訳だし、コロナへは、生活習慣レベルの予防しかできないのだから、ここはひとつ、やっつけられる敵への対応は講じておきましょう。

日曜日午後。久しぶりのお日様。久しぶりすぎて太陽が眩しい。月曜日からは秋の気候楽しめるかな?

そうそう、ちほ内科クリニックの自費インフルエンザ予防接種料金は税込み3800円。昨年同様です。あと、10月からは全て完全予約制となります。導入はじめてなので、混乱避けるためにもまずは電話での対応していきます。ご迷惑かけますが、諸事情考慮のうえ。よろしくお願いします。

下の画像は一昨年、クリニックできる直前にエイや!と出かけた北イタリア山岳地帯。ドロミテ渓谷やミズーリー湖。空気がきれいだからヨーロッパ中の小児喘息のお子さんが集まる病院もあるくらい。あーまた行きたいなあ…「命短き恋せよ乙女」ならぬ、私の場合「旅せよばばあ」 いつの日か、絶対行ってやる。湖を思いっきり走りたい!

最近はスマホに残る映像、見返してます。たまたまどんより天気のある日・見つけた写真の中から。

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