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予防接種ラッシュ

[2023.09.24]

昨日、9月23日、東京は「今年の夏は終わりです」自然界から印籠を渡されたかの如く、秋を感じました。思ってた通り。暑さ寒さも彼岸まで。  でも、この急な気候の変化、嫌な予感…例年、この時期、夏の疲れがでやすい時期、おまけに秋の気象病、一部の人(私はむしろ春より今)は花粉症でただでさえも「何となく、体調がすっきりしないような微熱、風邪っぽい」という患者さんが増えるけど、今年は変化が急すぎて、いつも以上に風邪患者さんが増えそう… おまけにインフルやコロナの患者さんも9月以降、それなりの数。 今日の外来も、激増というわけではないけど発熱の問い合わせはありました。昨日が祝日だったから覚悟をしていたけど。でも、調べてみると、コロナもインフルもゼロ。クリニック自体はかつての「第○波」のような、プチパニックに陥ることはないけれど、5類になってのインフル、コロナ同時流行には、もはや個人で予防をはかるしかないのでしょう。

そんな中、今日からクリニックでは新型コロナワクチンの65歳以上の7回目接種、65歳以下で基礎疾患がない人の接種が開始となりました。 「打った方が良いかしら?」外来に通院の患者さんから質問を受けます。 そんなとき私は「副反応がしんどくて迷う人には無理には薦めないけど、そうではなかったのなら、今回は打ったら?」と答えます。今回のワクチンは、前回5、6回目の時のワクチンとは違う新しいもので今流行しているコロナにも対応したものだから。6回目の時の同様の質問には、「どちらでも、あなた次第」と答えていたけど。今回は新しいワクチンですし。 さらには今日はまだ数人しか来なかったけど、65歳以下で接種券持っている人も早めに打った方が良いのでは? 前回接種か1年近く経過している人が多く、抗体も少なくなっている可能性もあるから。

次にインフルエンザについて。報道の通り、例年にない感染者数の報告ですよね。コロナ前は今の時期の感染者は、都内の場合、夏休みに旅行に行った先でもらって来ちゃって(沖縄とかは夏でもインフル感染本土より多い)、その職場の人が集団感染…というようなパターンが例年数件あるかないかだったけど、今年は全く違う。 これについても免疫力の低下や、外国人を含めた人の移動…等理由を専門家は分析しているけど、やはり、予防のためのワクチン接種はこの流行を考えると、やった方が良いのではと考えます。 10月から例年通り65歳以上の高齢者は始まります。今年は有料となってしまいましたが(昨年はコロナの影響もあり特例で無料でしたが…)。 ワクチンの供給量は十分とのことを卸会社からも聞いていますので、供給量は十分。しかし、今の流行状況や、抗体ができるのに2~3週間かかることを考えると、少し早めに打ってもよいかも知れませんね。 因みに私は11月初旬に打ってましたが、少しはやめに打とうかと考えてます。  インフルとコロナの同時接種も可能。「痛いのは1日で十分」とか、「副作用考えて2回に分ける…」この辺は個人差ありますが…  コロナとインフルの同時流行は、昨シーズンも恐れられていました。まだコロナは5類だったし、国の感染対策も今とは違っていました。そのせいか、そこそこですんだけど、今回は、ひとつの家の中でコロナとインフルの感染者が同時にでたこともあるし、同一人物が両方感染(高齢だったので即入院したとか) そういう情報もあります。 感染対策は個人に委ねられている中、ワクチンも選択肢にしていただければと思います。

最後に、府中市の帯状疱疹ワクチン対策。 府中市はいつになったら…患者さんも何人か市に問い合わせているようですね。年内には… との答えとか。来週は10月。今年もあと、3ヶ月。なので…市のホームページや市報はまめにチェックしてくださいね。

引っ越して初めての調布花火

今年の夏の最後の思い出に。花火が終われば聞こえるのは歓声ではなく秋の虫の音。季節は移り行く

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