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今年のクリニックの立ち位置

[2020.11.01]

昨日は満月?。私の好きな。ハロウィンの満月は46年ぶりだったんですって。へぇ~意外に巡り合わないものなんですね。

そして、朝晩も少しずつ寒くなり…頑張って自転車通勤していたけれど、さすがにここのところの朝の片道一時間半は寒いわ。夜は夜でクリニック出る頃は真っ暗。ちょっと危ないかな…道中、「大粒銀杏あります」「柿即売」なんて手書きの、木につり下げられている看板の揺れてるのを見るにつけ、深まる秋を感じたりして…季節を肌に感じる自転車通勤も捨てがたいけど、そろそろ電車通勤に切り替えようかな?

この一週間、何だか忙しく過ぎた感じ。インフルエンザ予防接種もそうだけど、急性胃腸炎…いわゆるお腹の風邪の患者さんがやたらに多かった印象。結構高熱来す方もいらしたから、ご時世がら「コロナ」も否定はできないかもしれないけど、あそこまで臨床症状揃っていたら、胃腸炎…そう診断しています。

さて、報道でも既に周知されつつあるのかもしれませんが、「発熱時の対応」が変わるようですね。以前は「熱が出たら保健所へ連絡して指示を仰ぐ」という案内だったけれど、これからの流行性感冒時期、この体制では保健所のパンクもしかねない。そこで「まずはかかりつけ医に相談」となります。問題はその先。先週のブログでは、まだ申請内容の返事が来ていなかったからお茶を濁していたのですが、都の衛生福祉局から10月前半に書類が来ていました。

クリニックごと、「その先」の立ち位置が選べる。要するに「うちは一切発熱患者さんは診療しない」「受診歴ある患者さんのみ」「初診患者さんも含めて診察」もちろん、クリニックや病院の規模に応じて受け入れ人数上限はあるけれど。検診主体で、外来はおまけのようなクリニックは、発熱患者さんは受け入れませんというのは検診受けに来る元気な人を守る意味からも然るべき選択だと思うし、普段の外来患者さんがパンクしそうになくらい、いっぱいなクリニックは「うちはかかりつけ患者さんしか面倒見れませんよ~」というのも確かな選択。それぞれ身の丈でこの冬をのりきらないと。

で、うちの場合どうするか?駅チカ、日曜診療、そして何より、つい最近作った「離れ」の存在。色々な目的の患者さんが狭い待合でごったになってはまずい!という事情で何となく「こうした方が安心だよね」感覚というか、虫の知らせで作った「離れ」があるとなれば、三番目の選択を取るのが妥当と考えました…だいいち、今までだって日曜のアサイチにかかる電話はたいてい「初診なんですけど~」からはじまる体調不良の方がほとんど。今更「受診歴がない方はちょっと…」なんて言えないもの。後ろめたい。

結局、申請書が受理されたので、この冬はうちも「熱でちゃった」という患者さん診察応じますということに。受け入れ人数は、通常の外来の妨げにならない範囲。だから来ていただく時間も外来の混み具亜をみながら相談させてくださいね。

200人越えの続く都内の感染状況や、欧米の流行状況を見ていると、私のような前線からだいぶ遠い位置の後方部隊も、できる範囲で見えない感染症を相手に当分戦っていかなければならないようですね。

ちほ内科クリニック流の感染対策、動線軌跡の分離をはかってます。この一ヶ月受診された方はもう、わかってますよね…まどろっこしいけど…ゆるしてください。

まず、予約の方は壁のインターホンならして名前を言っていただきます。

通常外来の方は進んで左の扉へ。かぎがかかっているので私たちが
開けます。

通常の受診の方はこちらの入り口。近くで撮った写真

発熱の患者さんは「離れ」と称しているこちらへ。換気のため網戸。冬は足元しか暖がとれず。
なるべく待たせないようにしたいのですが…

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