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季節の狭間で~ 最近の病院事情と心因性発熱に感じること

[2020.06.07]

今日は太陽の力を強く感じた1日でしたね。日曜外来は本当に波があるけど今日は3人。

出控えよりも、日差しを求めて外にでたり、この晴れを利用して皆さん忙しかった?

ついちょっと前までは「どうしよう?」なんて悩んだけど、最近はあんまり気にもならないや。

コロナ危機の影響で私自身もでたり入ったりしてるから、あいてる日を利用してきてくださる患者さんを丁寧に診察するので良いかな?と思ってます。

往復の自転車通勤も今日は気持ちよかった~

人がいないところが多いので私は通勤時はマスクはずしてる。じゃなきゃ片道23キロ1時間40分は無理!誰もいないとこでは朝の湿気を帯びた清々しい緑のにおい、胸一杯吸いたいよお…

再開された外勤の仕事にも変化が。内視鏡は防護服(お手製)ゴーグル、頭にキャップ、そんないで立ち。検者の方も経鼻内視鏡の際は口にガーゼを当てたり、それぞれ施設ごとに感染予防の工夫。

症状ある方は内視鏡したほうがよいのだから、それこそ「ひと手間」かけて粛々とやらなければ。検診の内視鏡もちょっとずつ前のペースを戻しつつあるみたい。

クリニックの外来も少しずつ。コロナを疑う患者さんは今週もいなかったので、まだ医師会経由のPCR検査を依頼したことはないけれど、一応どんなものかきいてみたら、依頼した翌日には検査できるみたい。尤も医者が、検査必要と判断した患者さんに限られますが。

患者さんの訴える症状も毎年の今頃と変わらない。消化器はもちろん、クーラーで喉をやられた!気圧による頭痛やめまい、溶連菌感染も。「発熱」だからPCR依頼して陰性確認してから溶連菌検査!という念の入れようもあるのかもしれないけど、ふつうに診察すればすぐに溶連菌疑う臨床所見。よけいな検査してつらい時間を長く我慢させるのもかわいそう。きちんと防御した上でさっさと溶連菌調べちゃいました。案の定陽性。この日のうちに抗生剤処方できた!

頭の片隅に「コロナ」のことはおいておくべきかもしれないけど、今まで通りの臨床スタイルは持ちつつ仕事しないと変に患者さん苦しめちゃう…そんな気がします。

あとね、数回前のブログに「心因性発熱」のことを書いたせいか、時々相談にいらっしゃる方が。

そういう患者さんを診察したり会話する中で私が感じたこと。

(私は精神科医ではないから、あくまで私見よ)

「周りとの調和をとろうとしてがんばっちゃうタイプ」の人が多いな…と思う。

で、大抵コロナ騒ぎと前後する時期にその人の生活に多かれ少なかれ、何か変化があった…

「あちこちでこんなにいろいろ検査したのに熱だけが下がらなくて…」意志ではどうにもできない発熱だから、よけいに悩んじゃって。

調和を重んじる方が多いから「こんなんじゃみんなに迷惑かけちゃうし…」深みのはまっちゃう。

「ここに至るまでにあらゆる検査されているのだからまず大丈夫だよ」ってとこから診察進めないと…そんなことを感じました。

季節はすがすがしい初夏から梅雨を経て夏へ。

毎年のこれからの季節の「生活」に「一手間対策」を個々人が取り入れつつ、亜熱帯と化しつつある日本でうまく過ごしていかないとね。

夕方の自宅近くの公園。私は夕涼みしながらどくしょ。この公園、同級生は懐かしいかも!

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