富士山チャレンジウルトラマラソン雑感
ゴールデンウィーク突入! 飛び石とはいえど、皆さん、休みの取り方次第ではまとまった休みになるようで、クリニックに来られる方も、これから旅の予定を話される方もちらほら。気象変動が激しい昨今でも、まあ、今が一番さわやか。帰宅の夜風も心地好く、ジャスミンや、甘い香りの草木も五感をくすぐります。特別なことはなくても、それぞれが心地よく過ごせるゴールデンウィークにしたいものですね。クリニックはゴールデンウィーク中も適宜やりますので予定表見てくださいね。
さて、先日の100キロマラソン、いつも通りに終わったわりには、面白いもので、終わってからのランニングハイ状態がこの1週間続いたいたような‥。達成感ともちがう。大丈夫が確認できたからかな? 最近仕事をしていても以前より疲労感を強く意識し、寄るとし波には勝てぬと自信がなくなりかけていたなかでの完走だったから、「まだまだ大丈夫!」モチベーションの維持につながったのかも。 年齢とともに体力気力、衰えていくのは仕方ないこと。人生の先輩としての患者さんの言動を見ていてもそう思う。でも…今の私にとっては、クリニック、父の介護のこと、もちろん、周りの協力無しには成立しないけど、自分が先頭で指揮しなければならないことの一つ一つが年々、前より膨大している中で、「やっぱり私はもう前とは違う」じゃなくて、「とりあえず、好きなことなら、ちゃっかりやり遂げられる!」ということが証明できたことが、精神の安定に繋がったのだろう。 レース後のこの一週間、振り返ってもそう感じる。毎年たった一回しか参加しないウルトラマラソン…。同じレースしかエントリーしない。そして同じ距離の同じコースを走る。しかし走ることへの意義はその時々、違うものなんだなあ…。勿論その時の体力や気象で状況は変わるだろうけど、まずは今回も感じたけど、スタートに立てること自体が、今年も大過なく生きてる証!そう思いながら参加していこうと思う。 そして、半日近く、富士山見ながら走るのも、ちょっとした、旅。 やはり日本人として、走る道中が富士山の懐をちょろちょろしている感覚が、(実際味わった気分はわからないけど)なんだか母親の羊水の中で漂うようなイメージで、他に経験したウルトラマラソンとは違う、別の感覚が走ってる間中、私を支配している。苦しいけど不思議な気持ち。
そしてこの時期の富士山チャレンジマラソンは、一足お先にGWの旅を楽しむことができたお得な気持ちもちょつぴりあったりして。 定宿のおかみさんに、完走の報告と、さっそく1年後の予約までしちゃいました。
ゴールデンウィーク突入のこの時期、上京して、或は新しい環境でふっと力が抜けたのか、様々な体調不良でやってくる患者さん、腹痛、吐き気や頭痛にめまい…フレッシュマンや学生さん、患者さんも若い男女が増える時期。 年回りからは私の子供世代だ… 気になる症状を良くしなければならないのは医者としての仕事だから当然だけど… 私が富士山チャレンジの時、富士山からもらった安心感、安定感… 体調崩した若い世代の患者さんたちにもおすそ分けすることができたらなあ… せっかく祝日続くこの時期、自分ペースで身体をやすめてほしいものです。