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ひやっとほっと 便秘

[2025.02.23]

今週は本当に寒かった。北国の雪情報を聞くと、雪が降らずにすんでいるのに、寒い寒いと言っては罰が当たりそうだけど、来院の高齢患者さん、「足が上がらなくて…」そう話す方々。「寒いと血流も悪くなるから足も上がりにくくなるから、冷やさないでね」なんて話す場面も。この寒さも明日まで?来週からは暖かくなるみたいですね。こうなると花粉?

今日、日曜日は祝日なのでクリニックの日曜診療もお休み。明日とあわせてに2連休。エネルギーチャージできるともくろんでいたわけ。 ちょっとした小休憩希望も叶わなくなるのは、前の日の外来患者さんの重傷度によるのは毎回のこと。今回も、もやもやが残りそうだったところ、スタッフの協力で昨日のうちに解決できた! ひやひやだったけど。  この週後半に、他医からの紹介で来院の後期高齢の女性。数日間の便秘。その医療機関で薬出しても音沙汰ないとのこと。小腸ガスはないけど左のわきはら疼痛ありと。例によって近くの救急からは門前払いでうちに紹介。 初診時、直腸診でなにも触れない。さらに腸閉塞を疑う感じではなかったので、投薬内容改め、近日中の大腸検査の予約とした。 で、昨日早くに本人から電話が。「まだ出ない…」 とにかく診察に来てもらい拝見。ウ~ン。明らかに前回より腹満強くなっているし、硬い。 とりあえず浣腸してみたが… 下りて来ない。 嘔吐しているわけじゃないし、写真とったところでパンペリ状態でも、救急でひきとってくれるかは甚だ疑問。 「本当は、検査して、ピンホールくらいで閉塞寸前とか、診断つければ送れるかもしれない。でも、前処置中に患者さんが不調になれば、それはそれで大変…」 救急搬送に同乗することもできない。明日休みの土曜午前は結構予約も入ってるし…。患者さんは「お腹辛いし、検査早くやってくれないかしら…」とら意外にも積極的。 「この間、検査の前処置の話したでしょ?今の状況でたくさん水飲まなきゃいけないから、気分悪くなるかも…。」 そう言いながらも、「この時間からなら、前処置で何かあれば対応できる!」 そう判断してスタッフに聞いてみる。乗りかかった舟。できることはしたい。2 連休中にこの患者さんに何かあれば、後悔すること請け合い。でも、スタッフは、他の検査や採血、多忙極まる状況。なのに「予約の患者さん全員はけて夕方なら…」 と、私の気持ちを察してから、快諾。事務も残業快諾。 「家で処置していて何かあったらすぐ連絡してね」と、開始時間を言って帰宅させた。 住宅街の小さな診療所。ご近所さんの強みだ。  粛々と外来を終えたころ、「ピンポーン」例の患者さん到着。 気分不快もなく前処置終えたと。おまけにあらかじめの浣腸も、道中歩いたりしたせいか、後から効を発したようで、検査前のお腹は、午前中とはうってかわって柔らかくなっていた。 ひとまず安堵。若干の安堵と共に検査開始。 完璧に綺麗になってなかったけど、水洗しながら検査遂行。  結果、所見はあるにせよ、緊急性はない。 検査終えてやっとほっとできた。 患者さんも楽になったと安堵。  休み前って何か起こりがちだけど、今回もここまで落としどころつけないと、もやもやして休みが休みじゃなかったところ。 「先生、とりあえずゆっくりできますね」 スタッフからそう声かけられたけど、ほんと、そう。 私一人じゃどうしようもできない。君達の協力あってこそ。感謝。   最近、こうした緊急内視鏡がちょこちょこはいる。 開業して時間がたつせいか、以前より重傷度がある人の来院のケースが増えた気がする。いつでもついて来てくれるスタッフ、ありがたい。生身の人間相手だもの。なにがあるかわからない。 ほんと、どうもありがとう。 

さて、皆様にお願いあります。 処方箋の期限切れでなんとかしてほしいとか、一年以上経過しての検査所見や書類の希望。 処方箋は処方日含めて4日以内に薬局に持ち込まないと効力発しません。うちの場合、土日営業は特殊だし、昨今の薬不足で薬局からの電話がつながらなかったり、情状酌量の余地があることも多々あるのでそれは対応しますが、余りある場合も。また、最近の受診歴がなくて診療に関わる書類の希望があれば一度診察にきていただきます。 医療機関として常識の範囲での対応と考えております。自分の思い通りにならないからと嫌がらせはやめてほしいです。   

お泊りの父が入院。どうなったか心配。突然。blog更新した直後。

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