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夏の食欲低下と足の痺れ

[2024.07.21]

梅雨明けと同時に空気の重たさを感じる暑さ!蝉が一斉になきだし夏本番。入道雲の青い空と眩しい元気な太陽‥夏好きではあっても、この暑さとの戦いのような日々をこなせるかしら? とはいえ、オリンピックも開催するし、あっという間に終わってしまいそうだけど。 クリニックは‥熱中症や発熱患者さん‥だいたいいつも土曜日、日曜日に診療にくる急患患者さんをみていると、おおよその世間の動向がわかる‥というのが私なりの感覚だが、その目線で言うならば、今週はコロナに熱中症。今日にいたっては、発熱や微熱&咽頭痛の患者さん、ほぼコロナ陽性。 外では発熱、中では熱中症や、脱水疑いの高齢者の点滴‥そんなかんじ。 点滴でも、ぐったりしていたのが、回復すると、暑いなかつれてきた家族も報われて、今日はそんな診療でした。 

この時期ありがちな急患対応中に気になったやりとりから、今日は話題を。 「2、3日前から足が痺れてだるい」いつも来ている患者さん。この時期だと脱水で脳梗塞も起こしやすいし、熱中症でも足が痺れてくる。 診察する限りではどちらも否定的。で、わたしは思いつき「ちゃんと食べてますか?」「‥暑くて食欲ないの。1日2食」「お肉とか食べてますか?」「暑くて調理も面倒だし、毎日そうめん」  夏の食欲低下で症状が起きた可能性あり。この患者さんは栄養のアドバイス&点滴治療となった。  「夏の足の痺れ」熱中症や痺れ自体に脳疾患による症状のこともある。 あと、この時期だとビタミンB1不足による末梢神経障害。そうめんなど手軽な炭水化物ばかりだとビタミン摂取不足となり、特にビタミンB1は炭水化物をエネルギー源に変える役割を担っており、疲労回復効果につながり、不足するとだるさや疲れやすい、手足の痺れにつながる。ビタミンB1は豚肉やうなぎ、玄米、大豆、そら豆などに多く含まれているから、麺類に肉味噌トッピングしたり工夫すればまだよいのだけど。さらに、ビタミンBは水溶性のビタミンだから汗と共に消失しがち。また、ついでに夏に不足しがちで積極的にとりたいのがビタミンCやたんぱく質。ビタミンCも疲労回復効果や紫外線から皮膚、粘膜を守るから積極的にとりたい。これも、水溶性ビタミンだから。とりすぎても過剰分は尿で出てしまうから今の時期、過剰摂取は考えなくてよいのかも。 因みに、たんぱく質はざっくり、先程の患者さん女性は50g必要。 そうめん1食だと、10g程度。しかも1日2食。 絶対的に栄養不足。 これじゃ、足が痺れるだけでなく、疲労回復や日々の活力も、沸いてこない。 そもそも、酷暑と言われるこの夏のりきれない‥ たんぱく質にビタミン、熱中症予防にまで言及すればこれにミネラル‥うまくとりながらこの夏過ごしましょう。

そういえば。土用のうなぎ。今年は24日もみたいですね。 うなぎもビタミンB多いみたいですね。 今日は満月?夏空の満月。 微風あり、気持ちよい夏空。

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