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夏にこむらがえりが多いのは?

[2024.07.14]

蒸し暑い!せっかくの三連休なかびなのに朝から曇天。湿気が…。もっとも昨日も今日も仕事で、どこに出かけるでもないけれど。 頭が暑さぼけ?患者さんと来月の予約の話するにせよ、うっかり、今が8月のような気がして「来月は少し涼しくなって…」「まだ梅雨も開けてないですよ」「あらら、こう暑いと今が8月のような気がしてしまい…」そんなぼけ会話をやらかす始末…。

報道では手足口病、コロナの感染者数の増加が言われているけど、クリニックも先週あたりから反映されている。コロナ陽性者に関しては、高熱の陽性者と同じ程度に、微熱で咽頭痛程度の軽症な人も多い。おそらく病院に来なくて夏風邪と思って市販薬で対応している中にも陽性者は相当数いると思われるから、まあ、コロナじたい、そういう扱いの感染症となってきたのでしょうね。

さて、今週は「夏のこむらがえり」について。たまたま、今週外来に来た患者さんの数人から「ここのところ、足つることあって」との声があったので。 こむらがえりは、ふくらはぎを指すけど、つること自体は、身体のどこにでもおこりうる。太ももや足の裏や指がつることも。この「つる」という現象は身体の筋肉の、伸びたり縮んだりのバランスが崩れ、過剰収縮したまま元に戻らず痛みを発する状況。 準備不足で体を動かして疲労した時などから、起こりやすいことも納得できるけど、何故、夏に、しかもおとなしく寝ているときに起こりやすいのだろう? メカニズムを探れば予防にもつながるから、探ってみると…。 清書をひもとけば、いくつか理由が書いてある。まず、日中にせよ、夜間にせよ、汗で水分が失われ、脱水に近い状態になり、身体のミネラルのバランスが崩れるから。 また、寝ていると脈拍も落ち、血流も落ち気味になる。すると血流に乗り運ばれるミネラルバランスが崩れがち。筋肉の伸縮には特にカルシウム、カリウムが関与している。バランス崩れがちなときに、寝返り等で、突然筋肉に力が加わると、伸び縮みに支障がでて、収縮しっぱなしとなり、「つった」となる。ただでさえも寝ていて静かな中、血流が低下気味のところに、クーラーなどで冷やし過ぎると血管は益々収縮…つりやすい状況となってしまうわけ。 血流低下は冷やすことだけでなく、骨盤や下半身に疾患があったり、高齢になると、筋肉量もへり、そもそも血流低下を起こしやすいから、よって、つりやすくなってしまう。 また、前にもblogで「第二の心臓」として、ふくらはぎの筋肉を紹介したけど、ふくらはぎが血流のポンプ機能をになうからこそ、血流の影響をうけやすく、こむらがえりの症状が出やすいと言える。 夏の夜につりやすいのも、暑さのせいでふとん剥いだり、クーラーのせいで冷えすぎると血管収縮してしまうことが原因のひとつなら、足だけレッグウォーマー(夏用のもありますよね)使うとか、寝る前に水分(ミネラル入ったものなど)とるとかが予防になりますよね。ビタミンEも血流改善作用があるからよいとも言われてますね。 

そういえば、「つった~」と歎いていた患者さんも高齢者だったっけ。

明日はお休みだ!クリニックの定休日と重なるけど、世間が休みだと余計、休み感が満喫できる。まだ、天気イマイチかな?

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