先週の後日談。コロナワクチンあれこれ
10月にはいり最初の週末は霧雨や曇りの空模様。やっと秋らしくなってきたような。今日もさっきまでクリニックにいて相変わらず夜道を自転車で帰宅。静かなトーンダウンした虫の声。夏の熱を帯びた吸うにも苦しくなるような熱風とはうってかわりやっと落ち着いて息もできるような心地よい風を切って走る自転車も乙なもの。 暑い日はあっても季節の変わり目が急に来たせいか、喉痛のかぜ、お腹の調子が悪いといった、ちょっとした、体調不良の患者さんの来院が多いかな? それにしても、3ヶ月の府中市健診が終わると、まるで台風一過のような静けさがクリニックを覆う。毎年の光景。予約制で一度にワッと押し寄せるわけではないのに、クリニック全体が静か。
さて、今回は医療ネタより、先週のblogの続きと高齢者ワクチンの状況を。
結論から言うと、あらかじめ府中市成人保健課にファックスしておいて良かった‥。(わからない方は先週のblog読んでね) 翌、月曜午前中、バイト先から担当科に電話したところ、FAX内容は既に周知されていて、上席と対応を検討しているとのことだった。すると、昼前には、その担当科課長からおわびと、住所間違えの訂正版ハガキを速やかに用意して、住所が府中市武蔵台の住民に限定で郵送するとの対応策を伝えてくれた。 間違えた住所記載で接種場所がないと困るのは武蔵台の住民だろう。困るであろう高齢者に周知するくらいで十分。やれやれ。「引き続き市にご協力宜しくお願いします。」「わかりました」で、幕を引いた。 早くも水曜には訂正葉書が届いたと、高齢者家族を持つ患者さんから話が出た。「ちほクリニック住所がへんだよって、家族で話してたらすぐ、葉書が来た」とか、人によっては「市役所に間違ってますよ!って電話して教えてあげようかと思った」とか、心強いサポーターまで。 どうやら、みなさん、おかしいと感じていたみたいだから良かった。 ただ、あらら、そんなことまでおきちゃうの? と、笑い話にもならない困った事態も。とあるかなりご高齢のおじいちゃま(うちのおんじとタメくらい)そうそうに予約して、ワクチンうちにやってきた。木曜日に。「接種券だしてください」すると礼の住所間違えのお詫びの葉書を差し出す。「これは、住所訂正の葉書で、うちの住所が間違えて北山町になっている市内医療機関一覧の裏側が接種券なのよ」教えるや否や「あの紙さ~なんか間違えていたからすてちゃったよ、これがあれば打てるんじゃないの?」あらららら。こんなハプニングまで起きちゃうのね。 たしかに、うちのおんじも、やりかねない‥。 まあ、こんなかんじの一件落着でした。 それにしても‥、高齢者は副反応が若い人ほどつよくなかったからか、「重症化予防」に気持ち動き、負担額2500円なら‥とお考えになるからか、意外にコロナワクチン接種希望者が多いのには驚き。 私たち、医療従事者も補助があるわけではないから、私なんかはどうしようかな?なんて考えているくらいだけど。予防にはならないし、なったらゾコーバ、買って服用でもよいかしら?そのほうがはやいような気もしたりして‥