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インフルエンザとコロナの同時流行?

[2022.11.13]

11月になり、本当に気持ちの良い秋晴れが続いています。毎日真っ青な青空、好天のおかげで先の火曜日には世紀の天体ショーも堪能できました。織田信長が眺めて以来…?? 何て言われてもピンと来ないけど…

今週は私の都合で今日と明後日がお休みになります。すみません。 本日休みということで、昨日は夕方まで診療していましたが、コロナとインフルエンザワクチン接種でてんてこ舞い。こうして多くの皆さんがワクチン接種に前向きにとらえてくださっているのも、「年末あたりにコロナ、インフルエンザ同時流行」の予測報道が出ていたり、既にコロナは第八波が押し寄せきつつあることを認識しているからだろうと思われます。「インフルエンザはいまのとこどうなんだろう?」そう思った矢先に昨日、患者さんから「都内でもインフルエンザで学級閉鎖出たとこあるみたい?」そんな噂を耳にしました。で、現況を今日は報告。

東京都のホームページに10月31日~11月6日の報告がでていました。インフルエンザはコロナとは違い都内419ヵ所からの定点報告の記録。 この時期の都内感染報告は31人。定点あたり0.08(昨年同時期は0)前週の0.02よりは微増。全国の感染者は270人。定点あたり0.06(昨年同時期0.03)。また、インフルエンザの過去5年のシーズンごとに月別定点人数のグラフが出ていたけれど、昨年、一昨年はシーズン中、増加全く無し。コロナ前の2017-201 2018-2019 2019-2020 3シーズンのどのシーズンもほぼ同様の傾向でで11月末くらいに徐々に増えはじめ、12月くらいに小さな山。1月~3月には12月の3倍以上に2月を山の頂点とした山を迎えていた。 で、気になるのは、10月の終わりの段階で、昨年一昨年は底辺を這う折れ線が、今年はわずかながら上昇傾向。勿論、コロナ前の3シーズンはどれもこの時期既に定点0.2を越えていたから、増え方の桁が違うにせよ、すくなくとも昨年、一昨年と、今年は既に今の時期で異なっていることは注目すべきなのでは?   あと、現段階で認められたインフルエンザの株はAH3の変異株とのこと。これは、今シーズン用のワクチンの4種類の株にも含まれています。

まとめると…今シーズンのインフルエンザ発生状況は、コロナ前の例年桁とは違うけど、似たような動きで昨年、一昨年とは状況は異なっているようです。ワクチンも今年は発生株にも現況では対応しているようですから、同時流行に備えて、接種はお勧めです。 これまでにもお伝えしていますが、効果を発揮するのに2~3週間かかるから、11月中の接種がお勧めです。

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