今日も午後から現場で警備会社、看板のことで打ち合わせ。一週間でどんどん進んでいる。

私の忙がしさとクリニックの完成度がリンクしているから面白い。

現場も清掃の人、電気屋さん、いろーんなそれぞれの専門家が関わっているんだ。

大事に丁寧に仕事をしてくださっていることが暖かく伝わってくる。

それにしても今日は外は暑いけど！

現場で待ち合わせして見に来た父もあちこち中を見て回り嬉しそうだ。「階段に滑り止めがあるから安心」

だって。私にがみがみいわれて居ずらくなったらここに逃げて泊まりこみするつもりなのかな？ここは住居はないんだけ

ど…

陽が傾いても暑さの抜けない夕暮れどき、帰途についた。

7月14日。明日、また一つ年をとる。

ここ数年、誕生日より誕生日の前日の方が私は好きだ。

いつも前向いてバタバタしがちな性格の私も何となくふーっと力が抜けて後ろを見る瞬間 。

こんなふうなのも思えば母が亡くなってからのような気がする。

うん十年前今日、恐らく今くらいから始まって、私が生まれるまでの数時間、いわゆる産みの苦しみを味わいそして挙げ

句に私が生まれた。

ここ数年、なぜか漠然としたこの時間帯にちょっと後ろを振りかえり「今年はこうだったなあ」なんて忘れかけてた出会

いや別れが頭をよぎる。何でだろ？私にとって不思議な時間帯。

さっきふと頭に降りてきたことが…。

ちょっと振り返ったらそこに分岐点があったみたいだけど、もう私はこっちの道を選んで歩きだしている。いつの間にか…

今更ながらに気がついたこの現実に恐怖もある。でも今年ほど、地に足を着けて歩いている感を得たのは今までなかった

かも…