受験シーズン 寒いけど換気は大事
「週末春の暖かさ」との予報は期待ハズレ。昨日も今日も1日寒かったですね。この数週間が寒さのピーク。自転車通勤者には今が正念場とは思いつつも、「昨年はよく、この倍の距離を通いきったものだ…」当時は往復で3時間…今は半分になって何とかこなしているけど、あのままじゃ、きっとバテただろうな… それにしてもこの1、2 年、急な体力衰えを感じる… つい最近まで1mmも感じなかったような黄昏れた気持ち…。患者さんの立場に立つことは医療人として必要なことだけど、年配の患者さんの姿が、数年後の自分のように感じてしまい、同じ目線での語り合いになりがち…若い頃はなかった感覚…。そんななか、一昨日、父の病院通いの隙間時間、ほんのわずかな時間だったけど、旧友に再会した。研修医一年目の初日からの知り合い。同世代で、専門は違ってもずっと臨床。同じような景色を見ながら生きた友人との再会は、年賀状やメールを何度やり取りしてもうめ尽くしきれないくらいの心の平穏を与えてくれた。「最近の年賀状も自分の病気や親の介護の話ばかりだよね…昔は子育て大変 とかだったけどさっ」なんてことからはじまり、あれこれたわいのない話。そして最後は「思っているより人生って短いよね…だってこの20年あっという間だったけど、あと、20年したら私なんて親の亡くなった年齢超えちゃうよ…やりたいことはできるうちにやっとかないとね…」 お互いの生存確認をするような、コーヒーショップでの短いやりとりだったけど、コロナ禍や仕事のこともあり、身内以外の誰かと外で会う機会がトンとなかった身にとって、こんな小さな再会が、インパクトあるものになることが、ちょっと意外だった。防いだり、遅らせることはできない、人間なら等しく起こる黄昏れ期… 周りの患者さんからも聞くことは多々ある。 いざ自分がそれを感じたとき、昔からの旧友との会話が意外にも、心のクスリになるんですね。 もしかしたら、クラス会や同期会もむかしなつかし…だけじゃなくて、こういう効果もあるのかしら?お年寄りほど、同期会大事にする印象ありますものね…。
さて、昨日、今日、試験がありましたね…。これからは世代を超えて受験シーズン。コロナにインフルエンザ…これに対し、マスク、手荒い、もはや取れる対策はとりまくっているとは思いますが、寒くてつい、怠りがちになる「寒い冬場の換気」 について、いまいちど。
窓を開ければ換気はできるけど、冬場に18度以下にすると、高齢者は特に有意に血圧上昇がおきる。また呼吸器疾患のデーターでは、気温が下がりすぎると呼吸器感染も起こりやすくなる。また、頻尿のおきやすいとデーターもあるようです。よって室温は通常は18度以上、高齢者がいるところでは20度以上が基本とのこと。そして湿度は40%以上に。40%以下になるとハウスダストヤやウイルスも舞い上がりやすくなるとのこと。また空気が乾くと室温もさがりやすくなってしまうそうです。 具体的な方法としては、2ヶ所を開けて空気の流れを作ることがポイント。冬場は夏と違って風も強いので、そこまで大きく開け放たなくても大丈夫。また、その際ある程度部屋の壁や床が暖まっていた方が室温が下がりにくいので、暖めた部屋での窓開けも一方法。また「二段階換気」といって人のいない部屋の空気を入れ替えてから、その部屋の空気をひとのいるへやとで入れ替えをする…という方法も直接外気を入れると同じ効果で保温性はあり、よい方法です。また、10分の換気を1時間に一回するよりも、5分の換気を30分に一回の方が効果的とのデーターもあるのでこまめな換気がよいみたいです。また、補助として換気扇や空気清浄機を利用するのもよいですが、寒いからと換気せずして空気清浄機に頼っても効果はないようです。また、24時間換気をしているような環境は、つけておくように。 これからの季節寒いし電気代は高いし、せっかくあったまったのに…と思いがちかも知れませんが、この換気、感染防御一役は担っていますので心掛けましょうね。寒い季節の感染対策へ今一度の復習でした。