5類移行の経過とワクチン開始
気圧の移動の周期のせいか、週末毎に天気悪くて、残念な巡り合わせのような気もするけれど、連休明けでフルに仕事だった方には天気を理由にゆっくりできて良かったのかしら?
我がクリニックは連休も開院していたから、コロナ2類→5類移行のビフォーアフターがつぶさに観察できた感じ。 大きな混乱もなく移行できた印象。いまのところ。 もともと、連休中も、かつてほど殺到する問い合わせもなく、陽性か陰性確認の検査対応に追われるということも少ない中、5類になり、それまで公費扱いだった検査や投薬が自腹になるから、するしないでひと悶着あるかしらと思いきや、感覚としては、インフルと同じ。職場の方針などで必要と思う人は希望するといった感じ。以前は、コロナとなれば療養制限があったから「念のため検査」が多かったけれど、療養もお願いベースとなった今は、その手の検査は皆無。 調べないでばらまいちゃう感覚はもうない。 症状あってクリニックに来るくらいだから、当然マスクはしているし、体調悪けりゃ出歩かないだろうし‥このくらいの自粛が「5類になった」という私達社会の受け止めなのでしょう。
さて、そんなソフトランディングムードの中ではじまった、コロナワクチン接種。 国の方針で今後は春秋2回組と秋1回組に別れるようになり、今日はまさに、我がクリニックで2回組の初日。ワクチン希望者の予約状況はかつてと変わらず、皆さん、接種券が来たからには受けましょう‥という感覚のようです。オミクロンになり、副反応も従来株程強くない方が多いのと、慣れもあってか、かつてのようなピリピリ感は全くなし。(施行者は油断禁物ですが。) こうしたワクチン接種も感染対策への一助。仕組みが分かりにくいようなので今一度整理を。
(府中市の場合。他自治体もほぼ同じと思いますが) 今使われているワクチンはオミクロン対応。昨年11月くらいから使い始められたのと同じ。今年度の接種はその「追加接種」という立ち位置。 なので今までにオミクロン対応株を一度でも打っ人には今回が5回目、6回目にしろ接種券が送られている。5回目だからとすぐに慌てて打つ必要なし。 あくまでも、現在の春(5月~8月末)に接種の対象になるのは、65歳以上の高齢者かそれ以下の基礎疾患ありの方、医療従事者。 該当しない方は年一回組だから送られてきた接種券はそ秋まで保管すること。ただ、対象に該当すれば5、6回とう回数は関係なく春接種は可能。 また、オミクロンを打ったことがなくて、従来株しか打ってない方は3~5回目接種券が、失くしてなければ手元にあるはずだから、それを使って受けることが可能。 なお、あくまでオミクロン追加接種なので、今までに一度もコロナワクチンを受けてない方は、まず従来株接種しなければならないため、市役所に対応を聞くこと。 こんな感じになっています。
なお、余談ですが‥懸案の帯状疱疹のワクチンは、国分寺市は6月から助成がはじまるみたいですね。府中はまだまだ検討中との渋い回答‥何でこんなに温度差‥同じ都民なのに市町村の対策でかわるのも変。帯状疱疹の後遺症考えれば、市町村の温度差があることじたいは不自然。府中は検診で心不全マーカを取り入れることの取り組みの予算作成の方が優先みたい‥なにも、全国に先駆けて一番に検査項目とりいれるより、回りの市町村と足並み揃える方が得策と考えるのは私だけだろうか‥ 心不全予防も大事だけど‥帯状疱疹予防も「予防できる感染症はワクチン接種を」は世界的な流れなのに‥