いよいよゴールデンウイーク！　と言いたいところだけど「stay at home ウイーク」突入。

こんなウィークは金輪際、今年限りにしたいところね。

クリニックは…相変わらず出控えムード。固定給を得ていた(月)(金)の内視鏡の仕事も当分ないから

このままじゃクリニックは存続危機。最近やっと国会とかでも話題にしてくれているみたいだけど、第一線のコロナと戦っている医療従事者の影で巷のクリニックの一部は、患者さんの出控え自粛モードのあおりお受けて今、危機に瀕しているところうちだけじゃないみたい…

前回のブログにも書いたけど、私は今、できる仕事でガンガン補填して何とかクリニックを閉じないですむよう、生き残ろうと、戦っています。

在宅医療や当直…できる仕事はスポットで募集があれば出かけて。この土日も土曜の昼から日曜の朝まで当直してきました。救急や循環器、脳外科当直はいてコロナ受け入れ病院じゃないからいつものちほクリニックの延長と思えば何とか勤まるかな？と勤務開始…アニサキスや胆嚢炎疑いの入院、病棟の患者さんの死亡診断書も久しぶりに書いたり…若かりし頃の当直を思い出しつつやっていたんだけど…時節柄か「昼から微熱…」そんなウオークイン患者さんが複数人。みんなコロナを心配してだろうけど、咳症状もなく明らかに違うのにCT撮影しないならここから動かない！（そこまで元気なコロナ患者はいないダロが！）そんな患者さん。はたまた挙げ句の果てには、女医さんにはいいにくいと話すから何かと思いきや、「下半身の調子もおかしいのは、微熱もあるしコロナだから??」親と一緒にきた若者。もう明らかに狂ってるよ～　そんなこんな慣れない仕事もしつつ奮闘しております。

さて、最近「発熱」の単語に全国民敏感になってますよね。ここ当直も然り、我がクリニックにも電話で問い合わせ、或いは時間を選んで受診の患者さんにも「３７.５℃まではいかないけど37度前半が1週間（人によっては）2週間続いているんです…咳はあるよなないよな、何となく息苦しいような」そういう主訴が多い。センターや保健所への電話を促すにも何かしょっぼっこい…

そもそも「自粛」って、言葉は慎ましやかに聞こえるけど要は「監禁、軟禁」状態でしょ？牢屋や刑務所に「閉じ込める」つまり有史以来の刑罰に相当することを強いられている日本国民！おかしくならないわけがない…そんな気がする。悪いことしたわけでもないのに…自粛じゃなくて監禁！

そう考えて今回は「ストレスと発熱」について軽く話題にしようかと。

ストレスでも発熱するんです。「心因性発熱」

普通、病原菌が体内に侵入すると脳が病原菌を排除しようと交感神経と筋肉にはたらきかけて体温を上昇させる。それとは別にストレスでもその対処のために交感神経が働き体温が上昇するわけ。心因性発熱は二つのタイプがあって、39度台くらいの急な発熱、この場合は原因がハッキリしているタイプ。手術の前日に高熱が出て、そのせいで手術の延期が決まるとすーっと平熱に戻る…そういうタイプ。もう一つが今回みたいな地味な発熱が数週間続くタイプ。大人に多くて原因がはっきりしないから、（コロナがないふつうの社会では）詐病と間違えられることもある。倦怠感、不眠も伴うことが多い。普段、発熱精査で何の異常もなく「不明熱」とされる症例の50人に１人はこの「心因性発熱」だとか。監禁状態、朝から晩まで話題はコロナ、いつまで続くかわからない…人によってはそこに加えて経済的な不安…地味なストレスに「心因性発熱」が起きないことの方がむしろ不自然。

こういう発熱もあるんですよ！ってことを今日は話題にしました。

何かつまんない話ばっかりだから…このブログの最後に「くすっ」て笑える「くすり」を。

主人公、我が同居人、88歳の御父。幾つになっても「娘」と私を見るのか、小池都知事の「一部の夜のお仕事をされている方にも自粛が届いてないせいか感染者が…」の発言を受けて。「あんたもいい加減にしなさい。いくら仕事…とは言え小池さんも言っとるよ。夜の仕事はひかえなさいって…」？？ ? 「あのね、小池さんの言ってる夜のってのはね、おとうちゃまも若かりしころ楽しんだでしょ！旦那～って暗いお店に女の人いっぱいいる、あれよ。私のは違うんだから!！」

テキトーに呆けてる我が御爺、テキトーにからかってると面白い…私がコロナ鬱にならずにむしろ負けるものかと戦えるのはこんなとこで発散してるからなのかな？

そしてお知らせ

5月6月は私の奮闘月刊。クリニックの休みが不定期になります。（緊急事態宣言の状況等で仕事が埋まるか中止になるのかまだ確定できない状況なんです。）必ずホームページや留守番電話にアナウンスします。御迷惑かけますが、どうかご協力お願いします。平日が休み多くなる分(土)(日)の診療時間を増やしたり工夫もします。

今朝は仕事なく休みなので走りました。この人影なら飛沫も大丈夫なはず。けやきがきれい。