見えないところも。
今日は外の気温が32度まで達した梅雨の晴れ間。暑いさなかも現場工事、着々と進んでいる。レントゲン室には例の鉛板が貼られ完成。3日かかったそうだ。玄関から入ってすぐの受け付け窓口も、そろそろそれっぽい体をなしてきた。待合いから診察室も段々図面通りにできあがっている。
先日おくっていただいた治代さん写真に「通気くん」というのが天井に張られていたのを私は発見していて興味を持ったので「こういう素材も必要なんですね」と尋ねてみた。「断熱材が分厚いからこういうの使うんだ。断熱材何キロに対してこれを何キロってな具合」と工事のお兄さん、素材を見せてくれた。「へえ、こんなに分厚いものが2重にも?で、こうして通気君というのを使うのは建設会社の配慮?」わからない私は、業界では当たり前のことでも何でも聞いてしまう。「建築士さんからの指示だよ」ですって。
私は図面の時にしか治代さんとは話してないから、こういう細かなことは現場で初めて見聞きして知るわけだ。「じゃ、極端な話、手抜き工事だったらここまでやらなくても天井ふさいじゃえば、依頼者はわからないし、別にやってなくても違反って訳じゃないわよね」と私が言うと、すかさず「だから治代さんは指示したとおりにやってくれるか見にくるし、僕達も指示通りのものをきちんと使ってやっているわけだよ」
要するに、ちほ内科クリニックは、依頼者が知らないところまで、まじめで几帳面な建築士と工事会社によって作り上げられていうわけだ。「はあ、器がよければ、後は中身がしっかりしないと。ってことは…、私だあ…」
現場見に来る度に、こちらの気持ちも引き締まる。
今日も工事の手を休め、一つ一つ丁寧に説明をいただいたこと、写真とともに載せます。