ワクチン接種予約開始して・食中毒予防
梅雨明け! 暑い夏がやってきた。この土日、朝の自転車通勤、見上げれば真っ青な空、蝉の声も。現実を忘れそうないつもの夏の光景…でも増えるコロナ感染に、オリンピック開催…中止を決めたときより感染者が増えてる中で開催なんて、なんかね…
この一週間のクリニックは…若い人の発熱問い合わせが多い…のほか、今結構RSウイルス感染が大人の間にも増えてるな…という印象。もともと子供に多い夏風邪で、それが保育士や保護者にもうつって、咳が結構辛くて来院される方が多かったです。 聞いたところでは保育園で半分くらいお休みが出てたりとか、今年はコロナの話題に消されがちだけどRSウイルス感染も流行ってますね。 そしてクリニックの出来事でもう一つの話題は「ワクチン接種予約受付開始」かな? 予約の電話で通常業務に手が回らない…なんていうはなしを聞いたりしていたので、うちは時間を決めて、電話での予約のみ。webは電話予約とブッキングの恐れあるため取り入れず。それで市報に登録した。設定した時間以外にかけて来る人も中にはいらっしゃるけど(勿論、受け付けないけど)たいていの方は決めた時間にきちんと予約をしてくださる。私達、医療従事者も一回目と二回目セットで言われた日、問答無用で指定だったから、うちも最短で予約できる日を案内するようにしている。1時間という時間内でなるべく多くの人に電話がつながる状態にしたいから、いちいちインフル予防接種みたいに、好きな日にちは選ばせない。何より、順に埋めていかないとワクチン無駄にしちゃうからね。なのでうちは水曜の夕方、土日のお昼に予約を儲けているけど順にうまっている。お盆もやってるから結構、「この夏自宅待機組」の皆様には好評と、事務さんは話してくれた。「小さなクリニックだって工夫すれば、そこそこの人数のワクチン接種だってできるって見せつけてやりましょうよ」 なんとも頼もしいナースの協力の声にも支えられ…。協力したくても、接種協力機関にしてもらえず、何も知らない患者さんからは非協力と言われ、挙げ句、市長に陳述書…すったもんだを知るナースは力強い応援者! そして常連患者さん以外にも、こうして近所の医療機関として認識してファミリーで予約してくれるような人々のためにもしっかりやり遂げなくっちゃね…使わぬことを願いつつも、エピペンも購入し、粛々準備中… ただ、気になるのは、世間や私のバイト先の医療機関は、供給ワクチンが足りないからと、現在予約ストップ。府中市は世相と逆行している気がして…。予約受付て、やっぱりダメ…なんて、それこそ信用問題だから、しつこく2回ほど市の担当に供給状況を確認している。「確保したワクチン内での予約は大丈夫」 との事。ほっ。首はつながりそうね… 因みに明後日は医師会PCR検査手伝いが午後13時半からあるから出かける都合で12時半までしか受付できません。水曜と土曜は12時~13時。今は8月15日がご案内できる最短です。
さて食中毒シリーズ3回目、予防について。
まず保存。これからの季節、冷蔵庫には余り詰め込みすぎないようにね。冷蔵庫は10℃以下、冷凍庫の場合は-15℃以下が適温。 食中毒の菌は大体10℃以下になると増殖力が弱まると言われています。-15℃以下になると増殖する力が停止すると言われていますが、完全に死滅するわけではないので保存しているものはなるべく早く使い切るように心がけてくださいね。室温で解凍すると食中毒菌が増殖することもあるので解凍は冷蔵庫の中か、電子レンジで行うように。
調理の際は、肉や魚を扱った際の手荒い、特に鶏肉を切った際に、汁が野菜や果物に付かないように気をつけてくださいね。生の魚や肉を切った後のまな板や包丁はしっかり洗うか、野菜を切るものと別にするのもいいでしょう。
食中毒の原因となる細菌を死滅させるには、調理は(熱で死滅しないものもありますが)食材の中心まで75℃で1分以上加熱するように。生野菜は、心配なら、熱湯で5秒くらい湯がくと良いとありますが、実際野菜はそこまではねえ…まあ参考までに。
あと、夏場のお弁当のアドバイス。殺菌効果のある紫蘇の葉や梅干し、パセリを添えたり、わさびの抗菌シートを使用するのも一法。また、食べる頃に解凍されて食べ頃になる冷凍食品を卵焼きや鶏肉の脇に入れたりする工夫もよいですね。鶏肉や卵は夏場のお弁当には向かないと思われがちだけど、火がしっかり通っていればそこまで神経質のなることはないでしょう。
今日はここまで。今週は火曜の午後にPCR手伝いで午後の時間が変更、オリンピックの祝日などあるのでクリニックの開いてる時間は、今週の予定を確認してくださいね。