こんな時代だから?住宅街の大腸内視鏡
今日は朝、寒かった~。そんな出勤のご褒美か、帰宅の自転車、西には一面の夕焼け空、しばらくすると東空には真ん丸のお月様、ダイナミックな空の変化を堪能しながら漕ぎました。 そんなクリニックの日曜日、「綱渡りの水際対策」なんて言われてるけど、今のところ、「発熱センター紹介」での問い合わせ患者さんも来院されたけど、実際診療すると明らかにそれとは違う発熱患者さん。インフルエンザの予防接種もピークをとうに越したし、「ずっとこんな調子でこのまま年末まで過ごせれば…」と願いたくなる淡々とした一日でした。昨年は年末から年明け、第三波でずっとざわざわしていたから、例年のような年越しを願ってしまいます。嵐の前の静けさ…と思えなくもないけど。そして静かなうちに粛々と「コロナワクチン3回目接種」 進めていきたいですね。先週あたりから、来院される年配の患者さんから「今回は先生のところでできるの?」と質問受けます。そう…府中は本格的な個別接種が開始されたのが夏からだったから、春頃に接種対象だった府中の高齢者は集団接種会場まで行かなきゃならなかったわけよね…「寒いときにまたあそこまで行くの嫌だわあ」だって。そうよね、この界隈府中の中央まで近くはないからねえ。大丈夫! 1月からうちは始めますよ! おそらく「市報」に案内が出るはずですが、2回目接種が終了して8ヶ月経過にまにあうように接種券が届くので、届いたら市内のマップに記載の医療機関に連絡して予約をとる。因みにわがクリニックは指定の時間、電話での対応としました。専用電話番号にその時間だけ。そして近隣の国分寺市など、府中市以外の住居の方も受け入れます。だってこんな市境に立地しているのだから、受け入れなくっちゃねえ…
患者さんが要望する「かかりつけでのワクチン接種」にもこうして応える準備はしているけれど、私が自分の希望で勝手に来年に向けて準備しているもう一つのプロジェクト…それは…来年3月目標に大腸内視鏡検査をはじめる! ということ。 今は胃カメラはクリニックでできるけれど、大腸内視鏡は私が月曜に外勤している池袋のクリニックでやってました。患者さんもよく来てくださったものだとありがたい半面、「ちょっと遠いからここでできればやるのに…だって前処置も大変だし」という声もあったのです。 「うちは狭いしできっこない」 と開業当初は思っていたけど、そもそも私は開業よりも、大腸の内視鏡をライフワークにして、体力失せたら引退して悠々自適な生活…なんて考えていたくらい。 開業して月日を経過して行くうち、わざわざ池袋まで来てくださるありがたい患者さん、ここでできないの?の声…「できっこないじゃなくてできるように工夫すれば?」 と考えはじめたのです。 で、思いついたは次に説明するこういうプラン。「そんなガツガツヤラズにせいぜい1週間に1件くらい。大腸は鎮静剤を使いたいから、午前外来の終わりを少し早めに切り上げて開始。患者さんは家で前処置して検査前に来ていただく。検査終わっても眠いから、そのまま検査台で寝てもらって目覚めた頃に結果説明」 これなら外来の診察に被らないで済みそう。そして大事なこと。検査は観察と、あっても小さなポリープの切除くらい。大きなポリープがもし見つかれば、状況に応じ、すぐに切除したほうが良いものは患者さんの希望に応じて池袋で私がもう一回やっても良いし、提携先医療機関に紹介…つまりわがクリニックではドック的なスクリーニング中心。 もう少し経ってコロナが落ち着いたら実現しようかな? なんて考えていたんだけど… こんなデーターも私の決断を早めた理由のひとつ。ジョンソン・エンド・ジョンソンが調査したデーターですが、2021年の健診受診率(受診予定もふくむ)は昨年より戻ってはいるもののコロナ前の6割程度で、健康保険別に差があること、国民健康保険加入者で受診率が低い、コロナ渦での密回避など受診控えの影響だろうと。そして来年以降も健診に対して消極的なアンケート回答が2割くらいあったとのこと。わがクリニックには老若男女様々な方がいらっしゃる。若い人はリモートとかになり「健診で中央に出かけるのもねえ」、はたまた、まだまだ元気だけど第一線退いて「勤務していた頃は毎年やってたんだけど国保になってからはねえ」と、データーからも、患者さんからも検診や検査に消極的な状況が見て取れる。 だったら「前処置とか諸々大変な検査」 が前処置も家でやって、歩いて、或はタクシーワンメーターくらいで来られるようなところでできれば… 自分がライフワークと考えていたこと、「こんなとこじゃできない」じゃなくて「ここ流にできることやればできるんじゃないかな?」 こういう時代だから、近いとこで気になる体調のチェックができれば…ね。そのうちホームページの検査のとこも書き換えます。でも、はじめるに際しては、前のめりじゃなく、諸々準備。スタッフも勉強、すでに始めてます! チームワークも私の背中をおしてくれてます!
年末にむけて…落ち着いて診療できるように… そんな12月19日。日曜日。