日曜診療
4月になりました。
桜がゆっくり満開を楽しませてくれている中、昨日は新元号が発表になり、崩御無きの発表と世間が未経験の事態に、不思議なお祝いムード。
急なおしらせですが
平成の終わりのこの4月から当分日曜診療はお休みすることにしました。
昨年9月に開業しましたが、世間のクリニックとは違う診療体制ではじめました。
「クリニック開業までのうらばなし」に詳細は書き留めましたが、どうしても大腸内視鏡が捨てきれない私は(月)(火)は外で内視鏡をやっています。たった一度きりの人生、未だやりたい仕事はすてきれない。
欲張りと言えばそれまでですが…
で、そのかわりにせめて日曜に診療すれば、例えば(水)に診察した患者さんも良くならなきゃ日曜に来られる。さらには(土)の深夜に体調崩して月曜まで待てない!という患者さんの役にはたつかな?…という考えで試験的にはじめてみました。かつて日曜診療のクリニックにバイトに行った経験からは、昼過ぎまでいつもどおり診療すると、夕方まで終わらないこともあり、また、本当に体調悪い人は朝早くに受診し、終わり間近に来る患者さんは数ヶ月前からの体調不良、ないしは「開いているから来た」という方がほとんどだとわかっていました。
だから「一時間半の受け付けでも必要とされるはず」とはじめたわけです。
「この患者さんには今日ここをあけておいて良かった」と感じることもありました。が、逆に受付終了後も「今日だけは」と来院される方が少なからず。先日も、前日に受付終了時間を電話で伝えていたにも関わらず例の「今日だけは」で入って来られ、数ヶ月前からの食欲不振を主訴に一時間も話されていかれました。挙げ句「先生は上に住んでいるから多少遅れても…」みたいなことを言われてしまい。
いえいえ、私は毎日片道一時間半かけて通勤しています。今日も一時間半のために朝六時おきで来ました!
さすがに私はそう叫んでしまいました。
「医者たるもの、いつも弱い人の立場にたって…」そうあるべきなのはわかってます。また、私にもう少し体力があればこのまま日曜診療もできたかもしれません。せめて日曜午後はゆっくりできれば…と思ってましたがこんな調子ではなかなか休むこともできず…世の中、時間を守ってくれるひとばかりじゃないんですよね。
いずれにしてもちょっと体調崩しつつあり、通勤に体力消耗することも想定外でした。
せっかくはじめた開業したも、体あってのことなので4月は日曜診療を急遽お休みにします。
また、4月は学校診療やクリニック内の修理でお休みが他にもありますので「お知らせ」をご確認ください。
新年号後、5月以降の日曜診療は色々な方の意見を
参考に考えます。